• 2020.03.28 Saturday
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
中断しているJリーグ。
清水が磐田と練習試合を行った。

1試合90分×2本(45分×4本)で行われ、
清水は今週から本格的に取り組んだ3バックを試し、
主力と控えを混ぜたようなメンバーで、
それぞれの試合に臨んだ。

1試合目をDAZNで、2試合目を清水のインスタと
磐田のYouTubeチャンネルで生配信した異例の練習試合は、
2試合合計11-2という、清水の大勝に終わった。


静岡ダービー大勝とはいえ、今日は練習試合で、
お互い選手も戦術も試す場だから、
結果よりも今の取り組みの状況に注目したい。


一応主力メインっぽい1試合目は、
清水が3-2の逆転勝利。
ただ、勝ったとはいえ、内容は良くなかった。

まだまだ3バックの完成度が低かった。
磐田の寄せが早く、裏を取る動きにもやられ、
ボールをあまり保持できず、
ディフェンスの対応の悪さで2失点した。

3バックの動きがまだ染みついていないのか、
ボールの出し手も受け手も考えて動く分、
タイミングが遅れて、磐田の速い寄せに引っかかっていた。

今シーズンの中断前、川崎戦やFC東京戦では、
どちらも負けたものの、ボールを動かせていた。
試合内容としては、それなりに良かった。

そのときのスムーズさがまったくなく、
ディフェンスラインから前へ運ぶのもうまくいかず。
守備では、失点シーン以外でもディフェンスが危うく、
決定的な場面をたくさん作られていた。


控えメインっぽい2試合目は、
1試合目と打って変わって、清水が試合を圧倒的に支配。
前半からやりたい放題で得点を重ね、8-0の大勝。

磐田が1試合目より選手のレベルが相当落ちたのと、
磐田の寄せの甘さもあって、清水がほとんどボールを保持。
練習試合とはいえ、なかなか見られない点差となった。

たぶん1試合目のメンバーと、
3バックの成熟度ではあまり変わらないはず。
だから2試合を平均して考えた方が良くて。

2試合目で磐田のレベルがガクッと落ちたのに対して、
清水がレベルの変わらない2チームを作れたから、
2試合目にこれだけの大差がついたんだと思う。

つまり、延期の影響で過密日程になるだろう今シーズン、
清水はこのままチーム作りを進めていけば、
メンバーが入れ替わっても、あまり変わらない
パフォーマンスを見せてくれそうな期待が持てた。


そして、本来なら4バックの成熟度を
試すこともできた試合で、
あえて3バックを試したのも良かったと思う。

5月9日の再開を目標にしているJ1で、
まだ1か月以上の練習期間があるわけで、
たぶん4バックと3バックはこれからも取り組むかもしれない。

特にブラジル人選手の多くが離脱中で、
復帰したときにどっちがフィットするか分からない。
過密日程でどのポジションが薄くなるかも分からない。

横浜FMで研究されている戦術なだけに、
選手の個性によって4バックも3バックもできるよう、
準備しておくのは、重要になると思う。

あと、これからも1か月以上は練習が続くわけで、
3バックという新しいことを取り入れるのは、
選手への刺激という意味もあるかもしれない。

3バックを試し、課題と収穫の両面を手にできたのは、
練習試合として良かったんじゃないかと思う。


長い練習期間で、チーム全体が
レベルアップしつつあるのを確認できた。

いつ再開できるか分からないけれど、
これからも週6日という鬼スケジュールで、
チームも選手個々も成長していくんだろうと、
期待を持てる練習試合だった。


それと最後に。

世界中であらゆるスポーツがストップしている中、
練習や練習試合ができていること、
その試合を配信で2試合分も見られることは、
それだけで幸せなことなんだと思った。

こんな世の中だからこそ、
多くの人にワクワクする気持ちを提供できる練習試合、
いろんなクラブが配信できるといいなと思う。

今日の磐田側の立場だったら、
同じことを言える自信はないけども。

  • 2020.03.04 Wednesday
東京のあるテレビ局の報道スタッフルームに、
清水エスパルスのカレンダーが貼ってあった。



いまだに2月だったけど。
六反と松原がいたけど。

理由は分からないけど、うれしかった。

  • 2020.02.23 Sunday
2020年のJ1リーグ第1節、
清水はホームでFC東京と対戦し、1-3で敗れた。

FC東京はACLから中4日だからか、
寄せが遅かった中、清水は躍動感あるボール運びで、
相手ゴールに迫る攻撃を重ねて先制。

しかし後半途中でFC東京がアダイウトンを投入、
ブラジル人3トップになると流れはFC東京に。
清水の守備が簡単に破壊され、逆転負けを喫した。


逆転負けの悔しさはあるにせよ、
清水の選手たちにとっては、
自信につながる試合になったと思う。

ルヴァン杯で川崎に1-5で大敗したものの、
今シーズンやりたいサッカーが見えていた清水は、
今日の試合で、川崎戦よりもゲームを支配していた。

FC東京が前線からさほどプレッシャーをかけて来ず、
余裕を持てたことは大きいと思う。
支配していたとはいっても、崩し切れてはいなかった。

それでも、昨シーズンと比べると、
意図が分かるプレーで、可能性が感じられた。

何気ないけど、今シーズンの変化を感じたのは、
前半15分あたりのシーン。
スローインから左サイドで石毛がキープすると、
西村がフリーでバイタルエリアに走り込み、
ボールが出てチャンスシーンが生まれた。

普通のチームにとってはよくあるシーンで、
大したことないと思うけど、
昨シーズンの清水には少なかったシーン。

こういう意図のある攻撃が随所で見られた。


今はチームを再構築している途中。
まったく違うサッカーにチャレンジしている中で、
少しずつ良くなってきていることが、今は重要。

「どれだけボールを回していても、
 勝てなければ意味がない」
「どんな内容であれ勝ち点3をとる方がいい」

そんな正論を言いたくなる人もいるだろうけど、
今はそんなタイミングじゃなくて、
チームが形になるのを辛抱強く見守りたい。

正直僕は、辛抱と言いつつ楽しい。

  • 2020.02.16 Sunday
2020年のJリーグ開幕に先立ち、
清水の今シーズン公式戦初戦となった
ルヴァン杯第1節は、アウェイで川崎と対戦。

新監督でサッカーのスタイルをガラリと変えて迎えた
新生エスパルスお披露目の試合は、1-5で敗れた。

前半20分ごろまで、大混乱といった様子で、
2失点以上に危うい出来だったものの、
その後は落ち着き、やりたいサッカーに近いものも見えた。

新しいことに取り組み始めて1か月、
1-5というスコアほど下を向く必要のない、
ポジティブな気持ちになれる試合ではあった。


新体制の公式戦初戦として、
決して悪くない内容だったと思う。

昨シーズンの、ゴール前でブロックを固めて
ドウグラスのカウンターに賭けるサッカーから、
今シーズンは前線からのプレスにハイライン、
相手を崩すサッカーという180度の方向転換。
キャンプ含めた1か月で完成するはずがない。

しかも相手はチームとしての完成度が高い川崎。
昨シーズンまでの清水は、ただただ耐えるだけで、
一方的にボールを持たれ、やられ続けていた相手。
苦し紛れのクリアをして、ドウグラスさん何とかしてください!
という、目も当てられない内容だった。

だから今日、前半20分くらいまでの混乱ぶりは、
やっぱりまだこうなっちゃうか…という気持ちだった。

相手に寄せてもいなされたり、
息の合ったプレーでフリーの選手に出される。
ボールを持っても落ち着きがなくズレる。
90分間サンドバッグを覚悟していた。

でも、清水がスピードに慣れ始めたり、
2点差で相手が落ち着いたのもあってか、
20分あたりから清水がボールを動かし始めた。

どうボールを奪うか、どうボールを動かすか、
どう選手が連動して動くかが、でき始めた。

相手からプレッシャーを受けたとき、
ダイレクトでフリーの選手に預けるなど、
川崎を軽くいなしながらボールを運ぶ様子は、
まだまだぎこちないながらも、
やりたいことができていた場面だった。

まだ、ボールを受けたり出したときの
パスやトラップなどコントロールミスがあって、
停滞したり、ボールを奪われる場面があるけれど、
落ち着きや慣れで、改善していけそうな内容。

90分間、川崎のドリルを解いた試合。

間違えたことを直していければ、
いつか高得点をとれそうな気がした。


そして、外国人新戦力が良かった。

特にゴールキーパーのヴォルピの足元やフィードは、
それだけで見る価値があると思った。
ラインを高く保つサッカーに合っている選手で、
的確で最高の補強だと思う。J屈指。

フィードからのカウンターで、
苦しい試合も勝ち点を積み上げられるかもしれない。
加入間近のカルリーニョスへのフィードで、
何かが起こりそうな感じはする。

センターバックのヴァウドも、
足元があって落ち着いたプレーができて、
軸として十分期待できる選手に見えた。


横浜FMの前例は、いい方にも悪い方にも転ぶ。

選手たちは今日のように大敗したとしても、
横浜FMという成功例があることで、
今やってるサッカーを信じ続けられる。

一方で、相手は横浜FM対策を参考に、
清水の弱点を突いてくるはずで、攻略されやすい。

しばらくの間、いろんな意味でガマンできるかが重要。
試合で失点をガマンできるか、
チーム作りがうまくいかなくてもガマンできるか。

応援する側としては、ガマンさえも楽しめる内容だった。

  • 2020.02.11 Tuesday






高まる!

  • 2020.01.15 Wednesday
昨日、J1清水が2020年シーズンの新体制を発表。

新社長は、プロ野球・ロッテの前社長として、
黒字化成功の立役者と言われている山室晋也氏。

新GMは、昨シーズンまでセレッソ大阪で
チーム統括部長を務めるなど、
各クラブでフロントとして評価が高かった大熊清氏。

新監督は、横浜F・マリノスのコーチとして、
昨シーズンのリーグ優勝に貢献した
ピータークラモフスキー監督。

チームをまとめる各ポジションのトップが総入れ替えという、
超異例の人事で、清水は2020年シーズン以降を戦う。


イチかバチかの勝負でありつつ、
クラブチームを変えるという、決意の表れ。

しかも実績ある新社長と新GMを招聘し、
昨シーズンのJを席巻した横浜FMのようなサッカーを、
清水のスタイルとして植え付けようとするという、
クラブを一から作り直すかのような、本気の改革。

新体制会見で、大熊GMが語った

「今はチーム力ではなくてクラブ力の時代に入っている」

契約更改で、選手が口々に語った

「清水のサッカーのスタイルがほしい」

サッカークラブとしてどうしたいのか、
どんなサッカーを築き上げていきたいのか、
その答え探しに、ようやく本気になった感じがする。

清水の歴史の中でも、大きな動きだと思う。


そして、この動きができたのは、
左伴前社長がクラブ規模を大きくしてくれたことが大きい。

就任から5年間で、年商30億円前後のクラブが、
40億を超える中堅クラブに。
強化費用は13億円から20億円近くに。

クラブにお金をもたらす改革を成功させたことで、
第2段階の改革に着手できたのは間違いない。

これは、忘れちゃいけないと思う。


清水がこれで、強くなるかは分からない。

横浜FMには、モンバエルツ前監督が3年間で作ったベースがあり、
ポステゴグルー監督が2年間積み上げたことで、
ようやく優勝という結果を出すことができたという。

清水は、土台から築く状態。
いきなり結果を残せるほど、簡単じゃないし、
クラモフスキー新監督が土台作りの腕利きなのか、
建築に長けているのか、助手として優秀だったのか。
クラブチームの監督は初めてなだけに未知数。

たぶんうまく繋げずカウンターを食らったり、
ハイラインの裏を狙われて失点したり、
我慢のシーズンになりそうな雰囲気はある。

ただ、もともと足元のある選手が多いうえ、
補強も後ろからつなげる選手が加わっている分、
試合で、やりたいことは伝わってきそうな気はする。

サッカーに対するプライドがあって、
渋いパスに沸く静岡という土地で、
負けたとしても面白みのあるサッカーは、
ライト層を寄せ付けるスタイルでもあると思う。

今年はまず、方向性が定まっている中で
「変わる楽しみ」を感じながら、応援したいと思う。

  • 2019.12.24 Tuesday


サッカークラブのエンブレムに、ロゴ化の波。

ユベントスに代表されるリブランディングは、
Jリーグの清水エスパルスでも行われた。

複雑で格式が重んじられてきたエンブレムは、
今、世界的にシンプル化の流れにある。

文字が小さかったり、使用色が多いことで、
スマホ表示や小さな印刷などで文字がつぶれたり、
視認性が悪くなっていたのを改善している。

あと、グッズ化したときのカッコ良さ。
コアファンじゃなくても、
このロゴなら身につけられるというもの。

そういえば昨日、東京都心の大門駅で、
エスパルスの昔のロゴ(Sの字の左に●が3つ出てるやつ)が
あしらわれたジャンパーを着てる人がいたけども…
本当に好きじゃないと、着るのに勇気がいるファッション性。

まあ、ユベントスレベルにならないと、
アパレルでのプラス面は大きくなさそうだけど、
身につけやすくはなったと思う。

クラブとしては、エンブレムのリブランディング。
サッカーとしてはGMや監督を変え、
フィロソフィー作成チーフという謎の役職が作られ、
清水のサッカースタイルを確立させようとしている。

低迷期脱出へ。

変わらないといけない状況の中、
クラブがこれだけ行動が伴って本気を見せれば、
クラブの雰囲気作りとしてプラスに働くと思う。

選手全員がこの本気を感じ取ることで、
練習や生活すべてで本気度が増してくれれば、
何より大きな改革になると思う。

  • 2019.12.21 Saturday
2019年天皇杯、清水は準決勝で
神戸に1-3で敗れ、決勝進出はならなかった。

リーグ戦の残留を決めて、
ネガティブなプレッシャーから解き放たれた清水は、
リーグ戦終盤よりは動きが良かったものの、
決定的な場面で決めきれず、
後半に3点目を決められると、バラバラになり終了。

新国立競技場のこけら落としの元日決戦に、
進むことはできなかった。


今日の試合前、清水はリーグ戦より
パフォーマンスが上がると思っていた。

残留争いの追い詰められた状況ではなくなったことで、
メンタル面がポジティブになるだろうということ。
最終ラインからつなぐ神戸に対し、
これまで得点を奪えていて、相性がいいこと。

清水の酷いリーグ終盤戦と違って、
十分勝てるんじゃないかと思っていた。


確かに今日の試合、後半途中まで、
清水の内容は比較的悪くはなかった。

冷静にボールをさばけていた場面が多く、
相手ターンが続くようなことはなかった。
相手の最終ラインにプレッシャーをかけ、
ミスを誘発することにも成功していた。

ただ、決められなかった。
そして、決められた。

すると、メンタルはネガティブになったように見えた。
3失点目からは、ボールを前に運べなくなった。

残留争いの、悪い清水になってしまっていた。

どうやって攻め切りたいのか、
どうやってボールを運びたいのか、
チグハグなまま、ピッチ内で修正できず終わった。

で結局、今シーズンの清水らしい負けっぷりになった。


しょうもないミスや気の緩みで
安い失点を重ねてきたのが、今シーズンの清水。

2失点目は、金子がファールを受けたという
セルフジャッジをしてしまい、
プレーを止めている間に、相手に運ばれて失点。

ドウグラスが決定機を2本外して試合を落としたのも、
ドウグラス頼みのサッカーをしてきたわけで、
仕方ないと思う。

ボールを持っても崩す術がないのに、
崩し切ろうとこねくり回してボールを奪われるなど、
結局最後まで、ボールを持つと弱かった。


これで2019年シーズンが終了。
来シーズンは現横浜FMヘッドコーチの
ピーター クラモフスキー新監督のもと、
チームのスタイルを構築する年になりそう。

横浜F・マリノスのようなサッカーを標榜するなら、
偽SBとしてようやくエウシーニョが活き、
本来は足元がうまいはずの選手たちが力を発揮し、
しっかり走れる2列目が活躍し、
ドウグラスがフィニッシャーとして力を発揮するという…

そんな理想的なチームになるまでに、
結構な時間がかかると思う。
1シーズンを棒に振るかもしれない。

そういうサッカーになるか分からないし、
新監督にどれだけの手腕があるのか分からない。
選手がそのまま残るかも分からない。

ただ、もう何年も我慢のシーズンだったわけで…
ずっとなかったチームのスタイルを構築できるのなら、
1年くらいの我慢は大したことない。

つまらないサッカーで負ける日々の方がしんどい。
選手たちも、チームのスタイルがなくてうまくいかず、
伸び悩むのはしんどい。

基盤を作ろうと、何人も監督が入れ替わり、
スタイルもそのたびかわり、
結局ずっと未完成の清水のスタイルが、ようやくできるのか。

とはいえサグラダファミリアよりも工事は難しくないはずで、
今度こそ、スタイルを完成させてほしいと思う。

未完成の美しさは、ないわけで。

  • 2019.12.20 Friday
適度なプレッシャーは、
パフォーマンスを高める。

過度なプレッシャーは、
パフォーマンスを落としてしまう。


「仕事が成功したらボーナス」というプレッシャーは、
パフォーマンスを高める。

「仕事が失敗したらクビ」というプレッシャーは、
パフォーマンスを落としてしまう。


勝てば決勝進出というプレッシャーは、
パフォーマンスを高める。

負ければ降格に近づくプレッシャーは、
パフォーマンスを落としてしまう。


明日は、天皇杯準決勝。

清水は過度なプレッシャーから解放され、
適度なプレッシャーの中で、
リーグ戦よりパフォーマンスが上がると思う。

勝って、新国立競技場のこけら落としの舞台へ!

世界的スターの共演を楽しみにしてる人たちを、
ガッカリさせてやればいい。

  • 2019.12.07 Saturday
J1第34節、清水は最終節にホームで
鳥栖と対戦し、1-0で勝利を収めた。

自力で残留を決めるには勝利が必要だった清水は、
いつものようにミスは出ていたものの、
積極的な守備、寄せの速さで致命傷には至らず。
攻撃でもわずかながら、組み立てができた場面も。

すると後半、ドウグラスのスーパーゴールで先制。
その1点を守り切り、7試合ぶりの勝利となった。

その結果、最終節でJ1残留が決定。
序盤戦と終盤戦で苦しんだシーズンは、
最終的に12位という、なんだか残留争いを
していない風の位置でフィニッシュした。


今日も内容は、決して良くなかった。
相変わらず攻撃の組み立てはうまくいかず、
守備ではあたふたする場面もしばしば。
失点につながりそうな危険なミスも1度じゃなかった。

それでも内容は、チームが調子を落とす前に少し戻った。
集中して守り、ドウグラス頼みのサッカーで
勝ち点を拾えていたころの、現実的なサッカー。

前半戦の対戦同様、鳥栖にミスが多く、
個でもある程度の余裕を持てたことで、
いわゆる「気持ちを見せて」戦う姿が見てとれた。

攻守に積極性を失わずに戦えたのは、大きかった。


これまで不甲斐なかった試合でも、
選手たちは気持ちを見せようとしていたと思う。
でも、結果として気持ちが見えないプレーになることもあった。

原因は、チームとしての自信のなさや不安のような、
消極性にあるんじゃないかと思ったりする。

守り切れない不安、得点できない不安、
そんな中で戦うから、プレーに迷いが生じる。
それが一瞬の遅れになり、球際に激しくいこうにも、
相手に寄せる前に回される。寄せきれない。

あと試合前に準備していたことが通用しなかったとき、
修正できないまま攻撃を受け続ける場面も多かった。

これまでピッチ内で声がもっと出ていれば、
準備していたことと違っても、
選手同士でやることが明確になるから戦いやすくなり、
判断スピードが上がり、積極性も増してなかっただろうか。


今日の試合の場合、自力残留には勝つしかなく、
不安より、なんとかしてやるという気持ちが上回り、
積極的な戦い方になった部分があるかもしれない。

そのおかげか、ミスも出ていたけれど、
ミスを気にせず次のプレーもチャレンジできていた。
試合を通して気持ちが見えたし、
守備での寄せが速くなっていた。

この精神状態で毎試合戦えていれば、
終盤の大失速はなかったんじゃないだろうか。

ドウグラス頼みとはいえ、勝ち点を拾えていた気がする。


そしてもうひとつ、もっと根本的な問題として、
クラブとしての何かが足りていない。

というのも、監督が何人変わっても、
選手がどれだけ入れ替わっても、
チームがまったく良くならないわけで、
クラブとして、問題があるとしか思えない。

例えば鹿島は、選手が入れ替わっても、
強い時代が長く、新たな選手が次々と活躍する。
チームにしっかりとしたスタイルというか、
鹿島の空気のようなものがある。

清水には、そういったクラブの色が見えない。
清水はどんなサッカーをやりたいのか分からない。

いつまで経っても試合に敗れた理由として
「ピッチ内で意思疎通が図れていなかった」
「選手同士で声が出せていなかった」
その程度のレベルの声があがってしまう。

クラブとして強くなるための「空気」が感じられない。

それは選手個々の問題であるのと同時に、
クラブとしても雰囲気作りが足りていない証拠。
選手が入れ替わってもそうなるということは、
クラブ全体に漂う何かが、欠けているとしか思えない。

心臓の病気で、脳を手術しても、病は治らない。


今シーズンはまだ天皇杯があるけれど、
クラブとして変化しなければ、
また来シーズンも、残留争いになってしまいそう。

変わらないと、ずっとこんなだと思う。


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