• 2018.12.03 Monday
土曜の2018年のJ1最終節、清水はアウェイで
長崎と戦い、4-4で引き分けた。

降格が決まっている長崎と、
ACLも降格もない清水というリラックスした試合は、
シーズン最終戦ということもあって、
花火を揚げるかのような得点ラッシュ。

これで清水は2018年シーズンを8位でフィニッシュ。
久しぶりに中位まで順位が押し上げられ、
来シーズンに期待が持てる1年だった。


最終戦から見えるものは特になく、
攻撃陣の破壊力を再確認したのと、
守備は全体が緊張を持って取り組まないと、
まだまだだと感じたという程度。

ちなみに金子が10点目を記録し、
北川、ドウグラス。金子の3人が2桁得点。
清水で3人が2ケタに乗せたのは20年ぶりで、
今シーズンの躍進が数字からも垣間見える。


そして今シーズンを総括。
今シーズンの印象はというと…

【良かったところ】
○ケガ人が少なくメンバーが固定できたことで、
 チーム全体で連動した戦いができるようになっていた。

○選手個々のサッカーへの姿勢が良くなっていることで、
 北川や金子、立田のような向上心を持った若手が伸びた。

○ドウグラスの加入で、前線の破壊力が増し、
 北川との2トップと、運動量ある2列目は相手の脅威になった。

○ディフェンスにファンソッコや六反がいる安心感で、
 全体が自信をもって前へとボールを運べていた。

○チームで戦っている一体感が強く感じられ、
 戦っているのを観ているだけで、熱くなれた。

【改善したいところ】
●選手層が薄く、ケガや出場停止が少し出ただけで
 控えで違いを出せる選手がおらず、
 選手交代が効果的にできなかった。

●プレスをかけられたり、ちょっといなされると、
 とたんに慌てたり、距離感がおかしくなって
 何もできなくなる試合や時間帯が結構あった。

●自分たちがボールを持ったとき、サイドからの崩しなど、
 まだまだ2トップの力を生かし切れていない。

●ディフェンスの脆さも時折あって、崩されていないのに、
 あっさりと失点するシーンがちょこちょこあった。

…などなど、他にもあるけど、ざっとこんな印象。
まあ久々に、見てて楽しいシーズンだった!


これからの方向性としては、
今の戦い方を継続しつつ、補強で選手層を厚くすること。
外国人でいえば、ドウグラスやソッコのような選手が必要。
日本人と同じレベルの選手は、とる必要はない。

そうしてレベルの高い選手と練習をする中で、
意識の高い若手は、着実に伸びてくるはず。
プレーをするうえでお手本や、レベルの高い相手がいて、
さらにプロの生活や姿勢のお手本もいる。
日本代表選手という、身近な目標もいる。

今の路線で各ポジションを厚くすることが、
来シーズンでさらに飛躍することにつながるかと。

久しぶりに「土台ができた」と思えるシーズンだった。
これまで何年も、土台を作ろうとしてうまくいかないという、
三保松原以上に崩れやすいチームだったから。


来シーズンは、ACL出場圏内の3位以内が、
現実的な目標になるんじゃないかと思う。

今はフロントも信頼できるから、
しっかりとチームをアップデートして、
来シーズンを戦ってくれるんじゃないかと。

  • 2018.11.24 Saturday
J1第33節、清水はホーム最終戦で
神戸と戦い、3-3で引き分けた。

清水の好調ぶりと、イニエスタ効果で、
3週間前にチケット完売となった一戦は、
清水再建に尽力した久米GMの逝去や、
兵働の引退セレモニーもあって、
清水にとって、大きな意味を持つ試合だった。

試合はイニエスタの絶妙アシストで神戸が先制、
清水が追い付き、神戸がさらに2点とって引き離し、
清水が1点追い上げ、兵働が途中出場、
そしてGK六反が同点ゴールで3-3。

…と、得点経過だけを見れば、
最高に刺激的なエンターテインメントだけど、
実際は刺激が痛いだけの、残念な試合となってしまった。

試合が、壊れていた。


この試合は、後半アディショナルタイム(AT)が
18分50秒あたりで試合が終了するという、
史上稀に見る、珍しい試合だった。

後半ATに、清水の河井と立田が負傷し担架で運ばれ退場、
乱闘騒ぎも起こり、神戸に2枚目のレッドが出た。
(河井とぶつかった神戸の橋本も負傷退場)
さらに主審の時計が壊れたかのように、
試合終了が伸び続けた。

で、AT14分にGK六反が同点ゴール。

どれか1つだけでも珍しいのに、
2つも3つも重なった試合だった。


荒れた最大の原因は、主審の能力不足だった。

清水が追い付き、神戸が残留を決めるという、
最も平和な結果になっていなければ、
もっと騒ぎは大事になっていたかもしれない。


主審の罰する基準がおかしかったことで、
火事を未然に防げなかっただけではなく、
油を注いで、燃え広がらせてしまった。

試合開始直後から、おかしなジャッジはありつつ、
ATが伸び続ける直接的な始まりは、
後半ATに、清水の河井が負傷退場したシーン。

河井が相手選手とぶつかり頭を強打、
流血して担架で退場したプレーは、
神戸の選手の頭が遅れて、河井にぶつかっていた。
故意ではなく、神戸の選手に非はないけれど、
本来ならファウルか、試合を止めるべき場面だった。

ところが気付かず、試合を続行。
このジャッジをしてしまったことで、
変な基準が、主審と選手に生まれてしまった。

その結果起こったのが、
神戸のポドルスキが、上空のボールを追う
清水の立田に体当たりしたラフプレー。
体当たりの前、立田の位置をしっかり確認していた。
この危険すぎるプレーも、今日の主審はノーファウル。

ポドルスキのプレーは最低だったけれど、
主審の基準でノーファウルだから、
ポドルスキにしてみれば、何も悪いことをしていない。

そしてもうひとつ、ATの長さへの怒りからか、
すでに興奮状態だった神戸のウェリントンが、
AT15分に、清水の石毛にアフターで危険な体当たり。

怒った清水ベンチからピッチに何かが飛ぶと、
それを見つけたウェリントンが、清水ベンチへ行き激怒。
さらにポドルスキは、清水ベンチ内へと乱闘騒ぎを起こした。

主審に退場を言い渡されたウェリントンは、
なだめに入った清水GK六反を上手投げ。

主審は、火事を燃え広がらせ、
燃え尽くした段階で、水をかけただけだった。


ちなみに後半ATが、18分50秒あったのは、
妥当だったかどうかという話。

後半ATは「4分台」と掲示されたけど、
ATが提示される前後に、
交代とファールで1分近い中断があったから、
実際は「4分台+1分近く」のATがあったはず。

で、後半のATに入ってから、
六反のゴールまでで、プレーしている時間は約6分。

最大で解釈すれば、
六反がゴールを決めたコーナーがラストプレー。
最小なら六反のゴールより前に試合は終わっていた。

つまり確実なのは、六反のゴールより後も、
試合を続けたのが、おかしかったということ。

たぶん審判は、神戸のラフプレーにファールをとらず、
ケガ人が出てしまうレフェリングをしたことで、
バランスをとり、清水にチャンスが訪れるよう、
長いATをとってしまった。いわゆる帳尻合わせ。

その結果、さらに大きな問題が起こる悪循環に陥った。


残留争いも、昇格争いもないのに、
スッキリしなかったホーム最終戦。

来週は今シーズン最終戦。

清水の河井や立田、神戸の橋本の無事を祈りつつ、
最後は普通の試合を見られる楽しさを味わいたい。


ちなみにYahoo!ニュース スポーツカテゴリトップには…

後半AT14分に同点ヘッド決めたあと、相手FWに投げられるGKとかカオス

  • 2018.11.10 Saturday
J1第32節、清水はホームで
名古屋と戦い、2-0で勝利した。

清水は前節の湘南戦を引きずるかのように、
前半は落ち着かず、自信なさげなプレーに終始。

それが後半は距離感が良くなり、
破壊力抜群の2トップが点をとって勝利。
一応まだ決まっていなかった「J1残留」を決めた。


試合内容としては危うかったものの、
結果的にしのいで勝てたのは、
チームとして強固になってきているからだと思う。

年間でメンバーを固定して戦ってきたことで、
チームとしての戦い方が整理され、
お互いのプレーが分かるようになっている。

加えて、選手個々の意識の高さや向上心、
仲間と一緒に戦う熱さが加わって、
今、チームを見ているのがとても楽しい。

そう、楽しい。

勝っているから楽しいのは当然なんだけど、
青春漫画を見ているような、
高校野球や高校サッカーを見ているような、
一丸となって戦う姿を見ているのが楽しい。

例えば第29節の静岡ダービー、
ドウグラスが大久保から悪質なラフプレーを受けたとき、
北川が大久保へ真っ先に詰め寄った姿。

第30節の広島戦でテセが復帰ゴールを挙げたあと、
選手たちがテセよりも喜び続けていた姿。

今日のクリスランへのメッセージもそうだけど、
そういう熱さ、仲間への思いをストレートに表す姿は、
見ている側が熱くなる。

こういうクラブは、例え負けたとしても、
多くの人が応援し続けたくなる。

スタジアムでの興奮が、倍増する。


残り2節。

ここ数年は残留争いや昇格争いばかりで、
それはそれは刺激的な戦いが続いていた。

今年はACL圏内が難しく、残留争いもない、
久しぶりの平和な終盤2試合になった。

いつもより刺激は少ない。
でもここ数年で、一番楽しいシーズン終盤戦。

それは平和を取り戻したありがたみ以上に、
単純にチームを見ている楽しさが大きい。
選手同士が信頼し合って、熱くなっていて、
ワクワクさせてくれるだけで、見ていて楽しい。

今の選手たちで戦えるのは、あと2節。
選手たちには、勝って、喜んでほしいと思う。

  • 2018.11.02 Friday
J1第31節、清水はアウェイで
湘南と戦い、0-0で引き分けた。

清水は序盤から湘南の激しいプレスに苦しみ、
思うようにボールがつながらず、
カウンターも機能せず、ズルズルと90分。

一方の湘南も決定機を外すなど、
プレス以外は出来がいいとは言えずスコアレス。

清水は前節までの3連勝で、
まさかのACL圏内が見えたものの、
今日の引き分けで、厳しくなった。


序盤にバタバタしていて、
落ち着けば大丈夫と思っていたら、
最後まで落ち着くことなくバタバタし通しだった試合。

とにかく湘南のプレスの波が激しかった。
そして、清水がその波をモロに受けて、
溺れてしまったような印象。

ドウグラスも北川も、
ボールをなんとか収めていたし、
カウンターになっていたプレーもあった。

でも2人が持ったときほとんどが孤立し、
すぐに湘南の選手に寄せられる状態。

一方で他の選手も寄せられて苦しいから、
前線の2人に何とかしてもらおうとボールを出すけど、
そうすればするほど、2人は孤立してしまって
距離感がどんどん悪くなり、ペースを引き寄せられず。

何もできずに終わってしまった。


体を張れていないとか、集中できていないとか、
運動量が足りないとか、そういう問題じゃなくて、
混乱したまま何もできなかったという感じ。

湘南のアグレッシブな寄せに押されて、
完全に弱気になっていた。

弱気で余裕がなくなれば、視野が狭くなるし、
判断を間違えるようになる。

迷いが出て、囲まれて、ボールを奪われる。
弱気だからかパスが弱くなってしまい、
インターセプトされたシーンもいくつかあった。

ボールを持ってる選手は、
どうやって相手のプレッシャーを外すか、
ボールを持ってない選手は、
どこに顔を出せばいいかとか、
その辺がアイデアとして出ていなかった。

湘南に決定力があったら、負けていた。


川崎には攻撃スピードの速さにやられた。
湘南には守備スピードの速さにやられた。

早い判断が求められると、何もできなくなる。
これは日々の練習から高めていくしかないと思う。
「湘南は早い」というイメージを持つだけじゃ対策にはならない。

来シーズン、何かタイトルをとるために、
清水が変わっていくきっかけの試合になれば、
勝ち点1も大きな前進なのかもしれない。

  • 2018.10.20 Saturday
J1第30節、清水はホームで
広島と戦い、2-0で勝利した。

清水は前半、コーナーキックのグラウンダーのボールを
北川が振り抜き、自身4試合連続ゴールで先制。

後半早々には、ロングカウンターから
石毛・北川の素早い絶妙なパスに、
ケガから復帰し5か月ぶり出場のテセがゴール。

守っては六反が好セーブを連発し、
2位広島相手に勝って3連勝を飾った。


北川が、完全に代表レベルのプレーをしていた。
近いうち、海外へ出ていなくなる覚悟をした方がいい。

もはや貫禄すら感じる堂々としたプレーで、
ケガのドウグラス不在の中、攻撃陣をけん引。

そして北川からボールが出てくることを信じ、
周りの選手も走り込むシーンが増えていて、
チーム全体から信頼されているのが分かる。

もちろんそこにはチーム全体での守備があるから、
思い切りのいい攻撃ができるわけで、
チームとしての完成度ももちろん上がっている。


そして感動したのは2点目、
5か月ぶりの試合で、テセが決めた後のシーン。

チームメイトがみんなで喜びを爆発させ、
テセが喜びを終えたあとにも、
収まらない喜びを、テセに浴びせ続けていた。

テセは今シーズン、クリスランやドウグラスの加入に加え、
ケガで思うようにプレーできず結果を出せていなかった。

これまでチームメイトに厳しい言葉をかけてきただけに、
自分が結果を出せない状況は、
居心地の悪い、かなりつらい状況だったと思う。

そんな中でのゴールで、これだけ喜ばれ、
自分が必要とされていることを感じられたのは、
テセにとって、たまらなくうれしかったんじゃないだろうか。

同時に、仲間のゴールにこれだけ喜べる、
清水の選手たちを見て、なんだか感動した。


さあ残り4試合、この3連勝で、
なんとACL圏内の3位と勝ち点3差。

試合数の少ないクラブがあるから、
単純な3差ではないけれど、
つい3試合前は残留争いに含まれていたチームが、
ACLを狙う位置まできている。勢いもある。

ちなみに今、暫定ながら、
6位・札幌、7位・セレッソ、8位・清水という、
2016年J2から一緒に上がった昇格組が固まっている。

2016年のJ2は、怒涛の9連勝フィニッシュで自動昇格。
エースの大前がケガしても、若手の成長でチームは強さを身につけた。

その再現はあるのか?
強引だけども、期待を抱かずにはいられない!

  • 2018.10.12 Friday
サッカー国際親善試合・キリンチャレンジカップで、
日本代表がパナマ代表と対戦し、3-0で勝利。

代表経験の浅いメンバーが中心の日本が、
正直、退屈な内容と、個でなんとかなった試合。

相手はプレスがしっかりしていただけで、
その他のクオリティは低く、
見どころの少ない試合で、なんとなく勝った。


この試合に、清水の北川航也が
後半21分から出場し、代表デビューを果たした。

トップ下のポジションに入った北川は、
最初こそ川又へのいいパスが2度ほどあったものの、
その後はプレーに絡む機会が少なく、
日本の3点目のシーンも川又とかぶって何もできず、
インパクトを残せないまま試合終了となった。


まあ、可もなく不可もなくといったところ。

代表デビューでまだ連係が発展途上ということ、
2-0の状況で後半21分に入ったこと、
いつもと違うトップ下のポジションだったこと、
そんなことが重なって、消極的に見える
プレーになってしまったんだと思う。

フラフラしているだけに見えたのは、
実際はバランスをとるなど、
いろいろ考えてプレーしていたんだと思う。

トップ下から猛然とプレスをすればスペースが空くし、
2-0だからリスクを冒すのは良くないし、
慣れない周りとのバランスは崩したくない。

というイメージ。
あくまでもイメージ。

それがいろいろ考えてしまった、ともいえるけど。
若手だから考えずにやっちゃっても良かったのはある。


次のウルグアイ戦、先発のほとんどが入れ替わっても、
大迫と南野が先発だと思う。

ただ同時に、今日と同じく交代はあるはず。
そのとき、チームを勝たせるためのプレーが、
リードを守り切るのではなく、
得点を取らなければならない状況なら、
本来見たい北川のプレーが見られるかもしれない。

ウルグアイ戦は同点のまま後半20分…
みたいなシチュエーションを、
申し訳ないけど、心のどっかで期待していたりする。

  • 2018.10.08 Monday
日本サッカー協会が、キリンチャレンジカップの
パナマ戦・ウルグアイ戦へ向けた日本代表メンバーとして、
ケガの小林悠に代わり、清水の北川航也を追加招集を発表した。

北川はフル代表初選出で、
清水からのフル代表選出は、
2012年2月の山本海人以来6年半ぶりだという。

J1で現在11得点、得点ランク上位につけ、
しかも3試合連続得点中と、
誰もが納得する結果を残しての初選出となった。


アンダー候補の常連で、
別格の存在として知られてきた怪物FWは、
プロ入り後、思うように結果を残せずにいた。

抜群のボールタッチと裏へ抜ける速さで、
1試合の中で輝く瞬間はあるものの、
消えている時間が長く、守備があまりできない、
今の時代に使い勝手の良くないストライカーだった。

しかし、少しずつ変化を始め、
磨き抜かれたボールタッチと裏への動きに加え、
今年は献身的な守備が備わった。
得点できなくても、チームに貢献できるようになった。
チャンスを作ったり、決定的な場面に持ち込むシーンが増えた。

得点を狙うだけのストライカーから、
チームを勝たせてくれるストライカーへと、
変貌を遂げたように見える。


なぜ変貌を遂げたのか。

それは本人や周りしか分からないけれど、
これまでのインタビューを読む限り、
メンタルの成長が、かなり大きいと思う。

中でも、北川のプロ意識を高めた、
GK六反の存在は、大きいんじゃないだろうか。

2017年3月、肉離れで戦線を離脱すると、
六反からプロとしての心構えを教わり、
練習前に必ず一緒に体幹トレーニングをやるように。

以前は気にしていなかった食事にもこだわるようになり、
好きなケーキを、シーズン中に封印するという初歩から、
「水までこだわる」という六反に学び、
食事にこだわるようになった。

今ではその教えを、後輩の立田に説いている。
立田は、六反と北川とともに体幹トレをしているほか、
練習後、走るスピードを高めるトレーニングや、
ヨガの動きを取り入れた筋トレをしているという。

さらには、金子や松原のような若手が、
熱く真摯にサッカーと向き合っているから、
「高め合う空気」ができているんだと思う。

心の成長が、プレーの成長につながった。


北川はこの2試合で、必ず出番がある。

FWは出場機会が巡ってきやすいポジションなうえ、
DFの背後へ抜けるプレーを得意とする北川は、
代表の縦にボールを入れるサッカーと相性が良さそう。

成長後の清水でのプレーと同じように、
スプリントも守備も愚直に続ければ、
結果を残す可能性は、かなりあると思う。

そして結果が出なくても、持ち帰った材料で、
また次の段階へと成長できるようなメンタルがある。

岡崎慎司が、そうして成長を続けたように、
北川も、同じ道を辿っていく雰囲気を持っている。

  • 2018.10.07 Sunday
昨日のJ1第29節、清水はホームで
磐田との静岡ダービーを戦い、5-1で勝利した。

清水は前半開始わずか50秒、
ドウグラスの中盤でのボール奪取から、
ショートカウンターで北川がゴール。

さらにそのあとも追加点を重ね、
終わってみれば2トップが2ゴールずつを挙げての圧勝。

チーム力、個の能力、まとまり、ダービーへの熱さ、
すべてにおいて磐田を上回った清水が、
静岡ダービーを制した。


結果と同時にうれしかったのは、静岡ダービーへ向けて、
清水の選手たちが口々に闘争心をむき出しにし、
その気持ちをピッチ上で表現できたことにある。

これまでは磐田の方に、よりダービーへの熱さを感じていた。
それはチームを率いる名波監督が
「清水はじゃんけんでも負けたくない相手」と話すように、
見る側に伝わる言葉が、磐田の方が強かった。

一方で清水の選手たちは、ここ数年の低迷で
ダービーよりもJ1残留で精一杯だったり、
生え抜きの選手が少ないことで、静岡ダービーに
心から熱くなる選手が少ない時期もあって、
どこか「34試合のうちの1試合」という雰囲気があった。

それが1年前に磐田に0-3で敗れたとき、
北川が涙を流したように、徐々に変わり始め、
今日の試合、清水の選手たちの熱さは、
磐田の選手たちを大きく上回っているように感じた。

磐田戦へ向けた選手たちの「ただの1試合ではない」というコメント。
本来は良くないことではあるけれど、
ドウグラスが大久保から悪質なラフプレーを受けたとき、
北川が大久保へ真っ先に詰め寄った姿。
試合終了後に喜びを隠さずピッチ上で記念写真を撮る姿。
勝ちロコ前、キャプテンの竹内が、なんか叫んでる姿。

清水のスタメンの多くは、
全員清水でキャリアをスタートさせた生え抜きで、
生え抜きが主力になったことで、熱さを発信する選手が増えた。
サポーターと同じ感覚と温度で、ダービーを戦った。

「磐田が嫌い」「清水が嫌い」
なぜか?J参入時の因縁?1999年チャンピオンシップ?
きっとよく分からない。なんか嫌いだから、でいい。

小さな因縁や、ピッチ上でのいざこざ、選手の言葉、
近場にいるお互いのファンの存在、メディアの煽り、
そして今日の5-1という結果。あらゆる要素が積み重なって、
静岡ダービーはダービーであり続けるんだと思う。


正直、試合内容としては、今日の清水は普通だった。
カウンターを狙うあまり、縦に蹴り過ぎて、
リズムを崩してしまう時間帯もあった。
選手同士の距離は、最近の中ではさほど良くなかった。

ただ、それでも前線のドウグラスがチートだった。
北川もスーパーな選手に成長した。

ちぐはぐな磐田のディフェンスラインは、
清水の2トップにとって、格好の餌食だった。

前線の2人でなんとかしてしまう。
だから縦へ蹴り過ぎてしまうわけだけど。

とはいえ、チームの全員が
しっかりと相手に寄せられていたし、
連動したプレーは随所で見られた。

こうした連動性はもう、チームのベースとして、
でき上がってきていると言っていい。

熱い気持ちがピッチから伝わってきたのは、
このベースがあるからで。


この結果、残り5試合で自動降格圏まで勝ち点差10。
暫定ながらJ2との入れ替え戦(プレーオフ)まで勝ち点差9。
とりあえず残留は大丈夫だと思う。

それよりも近いのは3位のACL圏内。勝ち点差6。
上位陣が足踏みを続ける中、可能性がなくはない。

シーズン終盤にこのポジションにいるのが久しぶり過ぎて、
どう捉えればいいか分からないけれど…
とりあえず、このチームが野心をむき出しにして、
上を目指す姿を見たい。

ここ数年で、最高の静岡ダービーだった。

  • 2018.09.30 Sunday
雨の3万人超えということで、
帰りの飛田給駅までの道は大渋滞。

しかもマリノスが負けたことで、
さっさと帰る人も多かったかもしれない。

スタジアムを出てから駅まで
10分足らずの道のりに、25分くらいかかった。
と言っても、十分短いけれども、

埼スタくらい駅まで距離があった方が、

昨日の味スタ・FC東京×清水の試合。
バックSU南側の様子について。



バックSU指定席・南側は、
ビジターの応援もOKなエリアで、
完全に屋根の下で雨に濡れることがなく、
メインスタンドの同じ角度の席より安い。

難点は飛田給駅側がメインスタンドだから、
行き帰りにスタジアムをぐるっと回る必要があること。
特に帰りは、今回みたいに雨で3万人以上入ると激混みで、
駅に辿り着くまで時間がかかってしまうこと。
普通なら10分で駅に着くのが、25分くらいかかっていた。

その程度と言えばその程度だし、
勝ったあとだから全然ガマンできたけど、
負けたあとイライラしてたら、なかなかつらい。

ちなみにホームチームを応援してもOKなエリア。
基本はビジター・清水を応援する人が多いけど、
そこに混ざってFC東京を応援する人も。

僕の隣は、ヨーロッパ系の夫婦だった。

ガタイのいい旦那はビールを片手に、
首にマリノスのタオルマフラーを巻いて、
いいプレーに「ウー」と唸り膝を叩く。

なんだかヨーロッパ気分。

ちなみに他にも、前半の終わりごろには
社長とホステス的な派手な人が来たりと、
少々(S)うら珍しい(U)空間のバックSU席。

アウェイで楽しむのには、おススメです。

  • 2018.09.29 Saturday
J1第28節、清水はアウェイで
FC東京と戦い、2-0で勝利した。

残留争いから1歩抜け出す勝ち点3は、
10試合ぶりの無失点試合となった。

そんな試合を、味スタで観戦した。


2年連続で雨の味スタ


FC東京のクラブ創設20周年記念試合


入場ゲートでは3万枚限定「20周年記念ユニフォーム型Tシャツ」が配られた
サッカーの練習着の素材っぽくて、結構しっかりしていた


ちなみに清水応援エリアは、FC東京ユニ着用が不可。
清水ユニを着てる清水サポが、このエリアに入るとき、
配られた記念ユニを肩にかけていたら、警備員から
「ホームユニフォームでこのエリアは通れません」と注意されていた…


FC東京は20周年のゴールドのユニフォーム


清水のユニは本来オレンジと白なので、ゴールドとの
視認性の問題があり、もう着ない予定だった黒ユニフォームに


試合直前のFC東京ゴール裏 スマホの光をキラキラさせていたけれど、
まばらなうえに17時でまだ明るく、微妙な演出に…


清水ゴール裏はいつも通り


雨だけどピッチコンディションは問題なし


キックオフ(バックSU指定席 南側で観戦、雨に全然濡れない場所)


清水は不動の11人で戦った結果…


北川・ドウグラスのゴールで2-0


試合終盤、バックスタンド上層階の子どもたちからは
「FC東京〜!!」という悲鳴のような連呼が響いていました


残留争いから一歩抜け出す勝利


内容的にも完勝といった感じでした

※参考:2012年J1第8節(2012年4月28日)

ちなみにアウェイFC東京戦は、この試合以来6年ぶりの勝利
清水が2人の退場者を出して9人になってから
11人の相手に、カウンターで高原が運び、
高木俊幸が突き刺した1点で勝った試合でした。


あと6年前のこの試合、太田の移籍初年度で、
一挙手一等足に猛ブーイングが飛んでいた。
今日の試合でも、紹介や最初のコーナーでブーイングが。
もはや様式美。6年もすれば習慣。


チームとしてのベースアップを、
確認できた試合だったと思う。

前半こそドウグラスとの連係がうまくいかず、
攻撃がちぐはぐな場面があったものの、
後半はしっかり修正して連動した攻撃ができていた。

そしてその連動では、必ずフリーの選手を作れていて、
パスコースがあるから、ボールを前に運びやすく、
守備でも相手を自由にさせる場面が少なかった。

さらに序盤、今週練習したというサイドチェンジを多用。
六反からのフィードもつなぐ姿勢がしっかり見えた。
このあたりはまだまだ改善の余地があるけれど、
チームとして積み上げている様子も見えた。


この試合、FC東京のチーム状態が悪いのか寄せが甘く、
柏戦と同じように、清水は自由にプレーさせてもらえた。
ラクに前へ運べたから、勝てたのはあると思う。

ここ数試合、例えば勝った柏戦も、負けたガンバ大阪戦も、
清水の出来は今日の試合と同じようなもの。
勝ち負けの違いは、清水や相手が決めきれたかどうか、
相手が連動していたかどうかだったと思う。

そんな中、今日はここ数試合との違いもあって、
清水の集中力が最後まで途切れることがなかった。
しっかり寄せて、相手を自由にさせないまま、
試合終了のホイッスルが鳴った。

これだけの内容で戦えれば、
中位以上の結果は残せると思うし、
勝っても負けても、見ていて楽しい。

昨シーズンよりも、だいぶ良くなっている。


これで暫定だけど、3位のACL圏内との勝ち点差が8、
17位の自動降格圏との勝ち点差が7という中位に。

数年前なら、中位って退屈だと思っていたけど、
毎年残留争いや昇格争いをしていると、
何もない平和って幸せ。

とはいえ、まだ下とも詰まっているから気は抜けないし、
もっともっと上を目指してほしい。

そしてまずは、次の静岡ダービーです。


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