• 2024.03.10 Sunday
J2第3節、清水はアウェイで
長崎と対戦し、1-4で敗れた。

相手が準備したハイラインの裏を突く戦いに、
中途半端な対応をした清水はミスが続発。
前半のうちに縦を破られ、ミスが重なり2失点。

後半、清水はいい攻撃も見せて乾のゴールが生まれたものの、
セットプレーで失点、サイドを個で破られてさらに失点、
合計4失点で、今シーズン初めて敗れた。


まだまだ組織として足りていない、
発展途上だと思わされる内容だった。

ハイラインの裏をシンプルに突かれ、
個で上回られてしまう相手と対峙したとき、
あまりにも脆く、修正することもできなかった。

そんな相手の戦い方に余裕がなくなったのか、
それともつなぐ意識とつなぐ完成度の低さのミスマッチか、
中途半端な対応が続いて失点したり、
パスが合わない場面も多く、完敗という感じだった。


大きな課題を突き付けられた。

ここまで2試合は、個で上回れる相手だったのもあり、
ハイラインを破られても失点を抑えられた。
相手のミスにも助けられたのもある。

ところが今日の相手には、
個の能力が高い選手たちが、特に攻撃陣にいた。
これまで2試合と明らかに違い、
1対1の強さや、決めきる力があった。

すると清水は、ハイラインの裏をシンプルに突かれて、
きっちり決められて失点を重ねた。
清水の選手のミスが絡んでいるものの、
ミスに至るまでの対応にも問題があった。


これまで個で勝つことを前提にやっていたけれど、
個で負けたときに、チームとしてどう対応するか。

やりたい戦術に合った選手を補強し、
秋葉監督が信頼するコーチも加わったわけで、
あとは監督コーチ陣の腕の見せどころ。

今後、ドウグラスタンキが出場するようになり、
ロングボールが収まったとしても、
それ頼みにならないサッカーをしていけるか。

昨シーズンとの違いを、見せなきゃいけない。

  • 2024.03.02 Saturday
J2第2節、清水はホーム開幕戦で
J3優勝で昇格した愛媛と対戦し、2-0で勝利した。

前節の熊本同様、前半から前線からの
超アグレッシブな連動したプレスをかける愛媛に、
清水は手こずり、ボールを前へ運べない苦しい展開。

それでも前半の終わりごろから
相手ゴールへ迫る場面が増え始めると、
後半に乾の大きなサイドチェンジが右の松崎に通り、
クロスを北川がヘディングで叩き込んで先制。

さらに終盤、縦へ早い攻撃から乾が左を抜け出し、
ゴール前へ走り混んだ北川へ、右足アウトサイドでスルーパス。
これを北川が押し込んで追加点。

失点を0に抑えた清水が、なんと17年ぶりの開幕2連勝を飾った。


正直、開幕戦に続いて内容は良くなかった。

ビルドアップでハメられまくって、ボールを前へ運べない。
逆にプレスをかけてもうまくハメられず、
高い位置で相手のボールを奪えない。

ビルドアップのミスでピンチを招いて、
やられそうな場面もたびたびあった。

愛媛がいいサッカーをしていたのもあるけれど、
清水はまだまだ連係がとれていない印象もある。


ただ、それでも勝てているのは偶然じゃなく、
今シーズンに向けた準備がうまくいったのもあると思う。

センターバックにスピードある2人を獲得したから、
チャンスで多くの選手がゴール前へなだれ込むリスクを負えるし、
悪い失い方からカウンターを食らっても、
抑えられてる側面がある。

乾が決定的なシーンを演出しているけれど、
獲得したボランチの中村が組み立てられることで、
戦術乾とも言われたサッカーではなくなった。

今のところは、開幕へ向けた準備がうまくいっている。


ここからは、どう上積みをしていけるか。

連係はもちろん、ディフェンスラインが
プレッシャーを受けたときに、しっかり前へ運べるか。

このあと前線のターゲットになれるタンキが合流しても、
逃げのロングボールに頼ることなく、
つなげるときはつなぐサッカーができるか。

センターバックにスピードがあるとはいえ、
相手の攻撃陣に個がある選手がいればやられるわけで、
悪い失い方を減らせるか、失ってもすぐ取り返す場面を増やせるか。

修正ポイントはたくさんある。
ただシーズン序盤として許容範囲だと思う。

内容は良くないけど、上がり目のある内容の悪さかなと。

  • 2024.02.25 Sunday
清水の2年目のJ2が開幕。
第1節はアウェイで熊本と対戦し、2-1で勝利した。

新加入選手4人が先発に名を連ね、
縦に速いサッカーがより明確になった清水だったものの、
試合開始からガンガンプレスをかけてくる熊本に手を焼き、
ボールを運ぶことすらできない苦しい立ち上がりに。

それでも徐々に慣れ、ボールを運べるようになったものの、
前半のうちにセットプレーから失点をしてしまい、
昨シーズンの5分2敗スタートという悪夢がよぎった。

しかし後半、自陣でボールを奪うと縦に速い攻撃を展開、
最後は左SB山原のきれいな弧を描くシュートが、
サイドネットを揺らして同点に。

そして終盤、右サイドに走りこんだ右SB原へ、
宮本からこれできるとはの見事なスルーパスが出て、
ダイレクトで入れたグラウンダーのクロスが
オウンゴールを誘い逆転。

大事な開幕戦、アウェイで勝ち点3を手に入れた。


連係はまだまだだし、危うさはあったけど、
開幕戦としては十分な、随所に良さが見えた試合だった。

その象徴は、新加入で先発した4人。

センターバック2人は強さと機動力を、
ボランチの中村は奪ってつないで万能性を見せ、
右サイドの松崎は個で突破できる力を見せた。

その結果、昨シーズンは乾への依存度の高かった攻撃が、
乾を経由せずとも展開できるサッカーになっていた。

そうしてチームとして機能しているからか、
宮本のスルーパスや両サイドバックの攻め上がりといった、
昨シーズンの終盤に物足りなかった部分が良くなっていたし、
途中から前線の北川にしっかり収まる場面が増えていた。

合流が遅れた新外国人・ブラガがまだ連係面がまだまだでも、
ピンチを招く前に防げていたし、
ユース所属の17歳・西原がクラブのリーグ最年少デビューで
堂々としたプレーを見せることができたんだと思う。

昨シーズンよりも、なんというかチームを感じた。


とはいえ、まだまだ1試合。

まだスタートが良かっただけで、
スタートダッシュを決めたわけじゃない。

とりあえずスタートでもたつかなかったし、
転ぶこともなく、きれいなスタートを切れた。

とりあえず、良かった。
とりあえず、これでいい。

  • 2024.02.18 Sunday
J2開幕まで1週間。

清水の仕上がりは分からないから、
昨シーズンよりいいか悪いか分からないけど、

補強とここまでの様子を見た感じ、
秋葉監督がやりたいサッカーを実現するため、
クラブがしっかり動いたんだろうなと思った。


最大のポイントは、戦術と選手の個性が、
しっかりと合った補強をしていそうなこと。

ここ最近は急にお金を持っちゃったことで、
パーソナルカラーに合わない服を着ていたり、
全身いろんなブランドを身にまとって、
ガチャガチャした色合いの着こなしになっていた。
それが一因になって、選手の良さが出ず、チームは結果が出なかった。

今シーズンはパーソナルカラーに合った服で、
似合ってるブランドの服を、トータルコーディネートも考えて着て、
全体がしっかりまとまった形に仕上がったと思う。

秋葉監督が指導していた選手を中心に、
やりたいサッカーに合う個性を持つ選手の中から、
能力の高い選手をしっかりと集めてきた感じがする。


ウイングは個ではがせるよう、1人で打開できるドリブラー。
中盤には前とのつなぎ役ができるボランチ。
ハイラインでいくからスピードと強さを兼ね備えたセンターバック。

そのあたりは特に、昨シーズン足りなかった部分で、
うまくハマれば大きなプラス材料になると思う。

もともとGKは権田・沖を筆頭にしたJ1レベルの陣容。
サイドバックも山原・原という、
J1への個人昇格を選んでも良かったはずのメンバー。

あとは前線、ターゲットになれるだけじゃなく、
前からプレッシャーをかけられるセンターフォワード。
まだ合流してないタンキが、どうなるか分からないのだけが不安。

そこへ若手がどれだけ絡んでいけるか。
レンタルから戻って来た選手が特徴を出していけるか。

やりたいサッカーに合う選手が集まったことで、
昨シーズンのような、個に頼りすぎるサッカーじゃなくなり、
若手がやりやすい環境になり、力を発揮していければ。


そんな理想を思い描きながら、
開幕戦のキックオフをドキドキしながら待つ至福。

  • 2024.02.08 Thursday




今年こそ、シーズン前よりシーズン後の方が、
楽しい気持ちになれますよう!

  • 2024.01.13 Saturday
J2清水の2024年シーズンの陣容が固まりつつある。

選手は昨シーズンよりも入れ替わった。
キャプテン鈴木、2022年のJ1得点王チアゴ・サンタナ、
ボール奪取で効いていたホナウド、スピードスター中山など、
J1での実績もある選手が移籍。

一方で乾・権田という世界基準を知るベテランが残留したほか、
選手の流出はそれほど多くなく、戦力ダウンは限定的。

加入はJ1で出場機会に飢えていた選手や、J2で活躍した選手が中心の、
秋葉監督のもとでプレー経験のある中堅選手たちや、
若手5人がレンタルから戻ってきた。


清水というクラブが目指すサッカーは何か、
僕にはまだ見えていないけど、
監督が目指すサッカーに合った選手たちを揃えたことで、
個の能力に頼ったチームからは、変われる気がしている。

つまりクラブは、大事な試合で勝てなかったり、
選手たちが能力を発揮しきれなかった原因のひとつに、
監督がやりたいサッカーをするための選手の個性と、
現有戦力の選手の個性がマッチしていなかったと判断したはずで。

というか、それは分かっていたことだけど、
1年でのJ1復帰を失敗したことで、
変わらざるを得なくなったというか…想像でしかないけど。

ネームバリュー的にJ1みたいな選手が揃っても、
個の能力がある選手がいても、やりたいサッカーに合わなければ、
予算規模が数分の1のクラブにも、普通に力負けしてしまう。

実際、秋葉監督がやりたいサッカーと
選手の個性が合っているようには見えず、
結果的に戦術のないサッカーは選手の自信を奪い、
大事な試合で勝てないという悪癖が出たような気もする。

お金があると、高くてデザインが良くても
似合わないブランド服を買いがちなように、
J1っぽい名前の選手が並べば、勝てそうだと錯覚しがちだけど、
実際に大事なのは、チームのコンセプトに合った選手が揃ってるかどうか。

そういう意味では、だいぶ改善されたんじゃないかと思う。


ここからさらに、外国籍選手がどう加わるか。

似合わない海外ブランドに飛びつかず、
清水の骨格やパーソナルカラーに合う選手を選べば、
去年以上の結果に近づけるんじゃないかと。

  • 2023.12.03 Sunday
清水がJ1へ昇格できず、地獄に落ちた試合を、
国立で一緒に味わった翌日。

昨日、いろいろ書いたら自分の中で整理されて、
もう気持ちは切り替わってて、

来年の国立はどことやるんだろう?
横浜FCじゃないな、やっぱり千葉先輩かなとか、

2年目のJ2で主力が流出しちゃうかな、
でも若手に切り替わったら、むしろワクワクするなとか、

国立で絶望を味わう強烈な体験は、
むしろクラブへの愛情を深めてて、カルト宗教みたいだなとか、
負けまくるギャンブラーみたいだな、とか。


あのワンプレー、あのジャッジも、
歴史の一部になって、思い出になっていく。

そのときスタジアムで味わった絶望感も、
先制点も運良く取れただけだったしなーとか
帰り道であれこれ考えてた時間も、思い出の一部になって。

で、いつか良い結果が出たときに、
物語の一部になるんだと思う。

まあ、いつか良い結果が出ればだけど…
それを願うことこそが、楽しみなわけです。


これも今では歴史の一部に…

  • 2023.12.02 Saturday
J1昇格プレーオフ決勝、
J2・4位の清水は、アウェイ国立で3位の東京Vと対戦。
1-1で引き分け、上位の東京Vがレギュレーションで
J1昇格を果たした試合を、国立で観戦した。


いつもながら撮影スポット


エンブレムは変わっても伝統の一戦


Jの頂点を競っていたころと場所は違うけど


J1昇格を争う特別な試合


そして変わらない熱気


いやクラブへの思いは当時以上かもしれない


緑が途切れてるあたりは、たぶんホームチケットを買った隠れ清水サポ


清水ゴール裏の大量の旗は、まるで30年前のようだった


いよいよ試合開始


前半を0-0で折り返し後半へ


運良く相手のハンドからサンタナのPKで清水が先制


大観衆が見つめる中、東京Vが後半ATにPKで同点に


残酷すぎる結末に ビジター席は静まり返っていた


J1昇格によりふさわしいのは東京ヴェルディでした


試合後のビジター席からは悔しさを押さえて拍手


それは「よくやった」ではなく「応援し続ける」という意思表示


試合はJ1かJ2かが決まる勝負だからか、
序盤から両チームとも固く、そして堅かった。
攻撃にスムーズさがなく、チャンスシーンではふかし、
迫力に欠け、精彩を欠く内容。

静かな内容で迎えた後半。
清水は、東京Vのハンドというラッキーな形で得たPKを、
サンタナがきっちり決めて先制。

しかし後半AT、清水DFの高橋が相手をPA内で
スライディングで倒しPKを与えてしまう。
これを決められ、土壇場で同点に追いつかれた清水は、
あと2分ほど耐えれば手にしていたはずのJ1昇格を逃した。


試合が終わって、スタジアムで何も消化できず。
東京VがJ1昇格で喜ぶ様子を
最後まで見届けようと思ったけど、そんな気持ちになれず。

数時間が経って、徐々に消化した今思うのは、
結局今シーズンうまくいってなかったわけで、
個の力でごまかしてきたのが、
最後までもたなかっただけなんだろうと。

最後にPKを与えてしまったスライディングも、
その前に鈴木義が目測を誤ってヘディングできなかった場面も、
そのさらに前の神谷のボールロストも、
J2のリーグ戦では個の能力差や、相手のミスでごまかせていたのが、
この試合の、ATのあの場面では、ごまかせなかっただけ。

というか昨シーズン終盤に崩れ、J2に降格したときと、
何ら変わっていないから、昇格できなかったんだろうと。


シーズンが進んでも、チームとしての戦い方は見えなかった。

それでも勝ち点は稼げたリーグ中盤の戦いを経て、
J1へ復帰するためなら、戦術・乾でもしょうがないと思っていた。

理想は捨てて、現実的にそれがJ1復帰の近道というか、
現状ではそれしかJ1復帰への方法がないと思った。

結果、戦術・乾でもJ1復帰は叶わなかった。
そしてクラブには、積み上げたものは何も残らなかった。


どんな監督が就任しても、うまくいかない。
チームとしての形が見えないシーズンが長く続いている。

秋葉監督はその特効薬として、
メンタルの重要性を説き、選手を鼓舞した。

例えば監督就任直後は緩い雰囲気を厳しく叱り、
終盤で自信を失いかけているときは、
勝てるというメッセージを送り続けた。
そのコントロール自体は納得できるものだった。

ただ、そうやってコントロールしても
今日の試合に限らず、終盤は弱さが出ていた。

それは選手の甘さ、人の良さからくるのか
選手同士での要求の足りなさがあるのかもしれない。
それがチームの成熟を止め、完成度が上がらないことで、
自信を持つことができない。

それはメンタルの問題ともいえるけれど、
もっと踏み込むと、自信のよりどころになる
チームとしての形を、クラブとして作れていないことが、
自信のなさにつながっていくようにも思う。

たぶんそんなことはクラブも分かってて、
2019年に大榎氏がGMに就任したとき
「クラブとしてアイデンティティやフィロソフィーをしっかりと持つ」
「監督が代わってもサッカーのスタイルが変わらないチームに」
と語っていた。去年降格したときの同じことを書いてるけど。

でもそれから、アイデンティティもフィロソフィーも感じないし、
監督が変わればサッカーのスタイルも変わってきた。

一番メンタルが弱いのは、我慢できないクラブ。
結果が出ない怖さから、土台を築けない。

クラブが本当に本当に変わらないと、
今日みたいな試合は繰り返される。

  • 2023.11.30 Thursday
11年前、J1昇格プレーオフが始まり、
国立や味スタ開催で大きな注目が集まったころ、
最高に熱くて、気持ちが入り、そして残酷な試合を、
感情を揺さぶられる“エンタメ”として、楽しんでいた。

■2012年 5位大分 1-0 6位千葉(@国立)






■2013年 3位京都 0-2 4位徳島(@国立)






■2014年 3位千葉 0-1 6位山形(@味スタ)










その9年後…



当事者になるとは。
まあ、2015年に一度J2に落ちてるわけだけど…

この試合をエンタメと思えるとしたら、
それは勝ったときだけ。

と、当事者になって気づいた。

日本一怖いジェットコースターに乗ってしまった。
バンジージャンプ台に立ってしまった。

そんな気分。

試合が終わったとき、どうかエンタメと思えますよう…


当日はコレオやビッグフラッグNGで、これ以上の旗が振られるかも
(1992年 ナビスコカップ決勝 読売ヴェルディVS清水エスパルス)

  • 2023.11.26 Sunday
J1昇格プレーオフ準決勝で、東京Vが千葉に勝利し、
決勝は「ヴェルディVSエスパルス」の国立決戦に決まった。

この響きだけで、よだれが出る。

そこで、ヴェルディVSエスパルスの国立決戦の歴史を、
振り返りたくなってしまった。


[1]第1回ナビスコカップ決勝(1992年11月23日)








Jリーグが始まる前年、1992年に行われた
第1回ナビスコカップ決勝では、
読売ヴェルディの三浦知良のゴールを決められ、
清水は初代王者を逃した。


[2]第2回ナビスコカップ決勝(1993年11月23日)




翌年の第2回大会も、決勝はヴェルディVSエスパルス。
エスパルスが大榎のゴールで先制したものの、
ビスマルクと北沢豪に決められ逆転を許し、またも優勝を逃した。


[3]1993 JリーグNICOSシリーズ第16節(1993年12月1日)










その翌週も、両チームは激突する。
NICOSシリーズ(2ndステージ)の残り3試合、
1位ヴェルディ・2位エスパルスというリーグ戦の重要局面。

ゴールデンタイムにフジテレビで生中継された試合は、
Jリーグの開幕戦に次ぐ、
Jリーグ歴代2位の世帯視聴率30.8%を記録した。

この試合に1-0で勝利したヴェルディは、
残り2試合で2勝差、得失点差は14になり、
ヴェルディの優勝が決定的になった。


[4]第4回ナビスコカップ決勝(1996年9月25日)


そして3年後、ナビスコカップ3度目の
ヴェルディVSエスパルスの決勝。
ここでついに、清水が雪辱を果たす。







エスパルスが後半に2点のリードも、
後半42分・44分に連続失点で延長戦へ。



延長前半にサントスのボレーでエスパルスが追加点。



ヴェルディもビスマルクの豪快なシュートが決まって同点。

迎えたPK戦は、エスパルスサポーター側が
ゴール裏を陣取る、アウェイ側のゴールで行われた。







ヴェルディ1人目のカズがボールをセットし、
エスパルスGKの眞田雅則が
キーパーのポジションについた瞬間、
眞田がゴール裏のエスパルスサポーターに向かって、
「力をくれ」とばかりに両手の拳を突き上げたシーンは、
エスパルスの歴史に残る名シーン。







1人が外したヴェルディに対し、
5人目のオリバまで全員が決めたエスパルスが勝利。







エスパルスが初めて、日本一のタイトルを手にした。


時が経ち、2023年。
舞台はJ1昇格プレーオフ決勝。

J2を戦って自動昇格できず、残り1枠をかけた戦いは、
あの頃の頂上決戦の趣はない。
黄金のカードも、錆びついた感はある。

ただ、勝てばJ1、負ければJ2という戦いは、
Jの頂点へ向かう高揚感とは違った、
生きるか死ぬかの崖を歩くような緊張感がある。

味わいたくない緊張感だけど、
応援するクラブに連れてかれたからしょうがない。

とことん楽しみたいと思う。


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