• 2006.03.09 Thursday
「しゃおらー!」

…って試合後お客さんに言わせてる亀田興毅が、
どことなく成田童夢の滑走前と重なって見えた。

作りもんの感情はいらないって。
童夢の方は素直なのかもしれないけど。

相当な違和感があった。


で、それ以上に違和感があったのは、あの幕切れ。
K−1並みに腑に落ちないレフェリーの判定だった。

ボクシングの世界ではよくある
“ホームデシジョン”って言っちゃえばそれまでなんだけど、
それがよしとされるのは海外での話。
日本でそれをやられると、国民性なのかちょっとイヤな気分になる。
「しゃおらー!」くらい引く。

問題になってるのは、亀田がボウチャン
(もしボウチャンが僕の先輩ならボウチャンさんって呼ぶけど)に対して、
ローブローにも見えるパンチが何度か当たったKOシーン。
亀田をヒーローにしたいTBSが、
隠すかのようにそのシーンのリプレイを流さないから、
ウチのレコーダーのスローを使って何度も何度も検証してみた。

見た感じ、どうやら金に当たってた。

横からの映像だったけど、パンチは明らかに低かった。
ボウチャンが普通の位置に金のある人だったら、
いや今風な言い方をすると、普通の位置にイナバウアーのある人だったら、
あのパンチをもらえば絶対、下腹部に衝撃が走る。
イナバウアーの上っていうか奥のあたりが、痛くてたまんないはず。
ボウチャンさんのローブローアピールは、受け入れられるべきものだった。

ちなみにイナバウアー攻撃が日本で許されるのはただひとり、
タイガー服部の注目を相手のタッグパートナーにそらしたときの
蝶野くらいだと僕は思う。

でまあマジメに言うと、レフェリーの見落としは理由にならない。
あんな何度も当たってれば、どれかが見えてたはず。
あれを本気で見てなかったとしたらレフェリーとして失格。
日本ボクシング界に元気がない現状を考えると、
そういうレフェリングをしちゃうのかなーって残念に思った。
普通に続けても勝ってた気がするんだけど…KOじゃないとダメか。

今回みたいなシラける試合は、あんま見たくない。


ひとつ救いだったのは、試合後の亀田が明らかに強気を演じてたこと。
あんなにも勢いのない亀田興毅を、僕は初めて見た。
これが5RまでにKOできなかったからじゃないと思いたい。

勝ち続けることは、すごく大切なことだと思う。
これからを考えれば、疑惑があろうが勝ったのは大切なこと。
10戦10勝9KOって戦績は輝かしい。

ただ僕らは、作られたヒーローに憧れないのも事実。

パフォーマンスが一流でも、
三流の試合を繰り返したボブ・サップが人気を落としたように、
ヒーローがニセモノに見えた瞬間、熱は冷める。
それは強さだけじゃない、なんとなく感じるニセモノ感。

辰吉が、負けてもなお辰吉だったように、
これからの一戦一戦を積み上げてってほしいと思った。

それができる選手だと思うし。

  • 2006.03.02 Thursday
昨日からの続き)


で、強い選手を生むための環境づくりの面を最後に。

今成功に見えるフィギュアでも、
莫大なお金がかかるから才能があっても辞める人が多いみたいだし、
5年で40か所のリンクが閉鎖されてる現状もある。
とりまく環境はものすごく厳しい。

そうなってくると行き着くとこは、Jリーグが掲げてるような、
“地域に根ざした総合型スポーツクラブ作り”になると思う。
サッカー、バスケ、柔道、水泳とかたくさんのスポーツが同居するような、
ヨーロッパではごく普通の環境を、日本でも早く整えるべきだと思う。
寒い地域であれば、そこに冬の種目を入れればいい。
日本でもいろんな地域で少しずつ進めてるっぽいけど、
今はまだ全然足りてない。

企業や個人の金持ちが地域にお金を出して、
ボランティアがクラブを運営し、地域の人たちはスポーツをする。
それがきっと理想形。

企業にとっては地域貢献することで、
イメージアップにつながるからメリットもある。
しかもそこには日本のトップ選手が所属したりもして、
地域の人は仲間意識が生まれるし、一緒に練習ができることもある。
知名度ある選手がいれば、企業の知名度も上がる。

選手にとっては、競技できる場所が増える。
応援してくれる人が増える。期待してくれる人が増える。
使命感が大きくなる。

そういう環境が整備されて底辺が広がれば、
日本がオリンピックでメダルを獲る確率は高くなると思う。


こういうスポーツについて書いてると、
いつも着地点が「総合型地域スポーツクラブ作り」になるのは、
どの側面から見ても必要なものだからか、僕がそれしか書けないからか。
どっちか分かんないけど、日本に足りないものだってことは事実。

お金を持ってる会社や人は、株に投資するのもいいけど、
もっと地域に投資するのはいかがでしょう、って言いたい。

スポーツ界だけじゃなくて、人を豊かにするものだから。


そんなこんなで4日にわたって書いてきた、
ダラダラと長いスポーツ観。

短くまとめると、各協会がやるべきことは、
「競技自体が期待される風潮」を作って、
選手へ「優勝しなきゃなんない使命感」を持たせるために、
「強化プログラム」をきちんと作って、
地域へは「総合型地域スポーツクラブ作り」を働きかけること。

そんな理想論に近づけられたとき、
選手たちは理想通りかそれに近い結果を残すことができると思う。

バンクーバーに向けた強化じゃない。

もっと日常的なこと。


(おわり)

  • 2006.03.01 Wednesday
昨日からの続き)


期待され続けるには競技が強くなきゃなんない。
で、強くなるには競技が期待され続けなきゃなんない。

理想論だけど、そんな柔道みたいな好循環が必要だと思う。


まず“期待され続けるには強くないと”ってのは当たり前。
強いスポーツには優勝とかメダルを期待するから。

それで逆の“強くなるには期待されないと”ってのは、
常に優勝を期待されてるスポーツは、
選手が優勝を使命として考えるから力が伸びやすいってこと。
「優勝以外は負け」っていう考え方。
それにいつもプレッシャーのもとで競技できるから、
大会で実力を発揮しやすい。

それが日本の柔道が強い理由だと思う。
“だと思う”っていうか、
そんなことを前に『number』かなんかで読んだことがある。

受け売り。


もちろん日本では柔道の競技人口が多いのも大きな理由だけど、
国民やマスコミからいつも優勝を期待されてることが、
次々といい選手が生まれてくる理由になってるのも事実。
それに国技っていうベースがあるから、
期待され続け、日本は強くあり続けることができてる。
無意識のうちに、日本人は柔道へプライドを持ってるみたいで、
世界大会では必ずどんな選手にでも、
「優勝して当たり前」っていう期待がかけられる。
「優勝以外は負け」っていう意識になる。

それと柔道の場合で見逃しちゃいけないのが、
期待が集まってるのは“選手”っていうよりも“柔道”だってこと。
これも柔道が強くあり続けてる大きな理由だと思う。
もし選手だけが期待されてたら、その選手が引退したらおしまい。
でも柔道自体に期待が集まってれば、強くあり続けられる。

人気になるべきは、料理人でも、医者でも、社長でもない。
料理店であり、病院であり、会社である必要があるんだと思う。


ただこれは、ニワトリが先かタマゴが先かの話。

ほとんどの冬の種目が低迷してる中で、
強くない種目に「勝って当たり前」の期待を向けさせるのは難しい。
だから先にその競技自体が強くなってなきゃなんない。

そうすると、結果的にすごく一般論になっちゃうけれど、
その種目の協会かなんかで、
しっかりした選手の強化プログラムを作んなきゃなんないと思う。


今回唯一のメダルを獲ったフィギュアスケートは、
育成システムがしっかりしてるらしいって何かで読んだ。
「1人じゃなく複数の選手に金メダルを狙わせる」って方針で、
世界的なコーチの招聘や海外合宿などなど、
協会もかなり支援してるんだとか。

コンスタントにいい選手を輩出するためには、
強化プログラムをきちんと作らなきゃなんない。
弱くなった種目には、そういう部分に問題もあると思う。

で、大切なのはそこから、
「競技自体が期待される風潮」を作って、
選手には「優勝しなきゃなんない使命感」を持たせることになる。


(ごめんなさい長いっ!明日こそラスト!)

  • 2006.02.28 Tuesday
昨日の続き)


僕は、日常的な“自信”と“プレッシャー”が、
タフで勝負強い選手を作ると思う。
それが、「4位」と「メダル」との差になってくと思う。

「サッカー日本代表はW杯アジア予選を勝ち抜いて当たり前」みたいに、
注目や期待をされ続けることで選手はたくましくなってく。

だから思う。

冬の競技に足りないのは、
“競技自体が期待され続けること”なんじゃないかと。


まず前置きとして書いておかなきゃなんないことがある。

競技人口が増えれば、確率論としていい選手が生まれやすくなるけど、
スキーブームとかスノボブームみたいな、
爆発的な“競技人口の増加”には期待しないことにしたい。
偶然を期待してたって始まんないから。

例えば今から約20年前の1987年、
映画「私をスキーに連れてって」がスキーブームに火をつけたらしいけど、
似た現象が起こるのを待ってたってしょうがない。
そういう競技人口の増加は一時的なもので、
実際に1990年代前半と今とを比べたら、
スキーの競技人口は半分以下になってる。
(レジャー白書[余暇開発センター]調べ)

つまり、火をつけるだけじゃ人気は長続きしないってこと。
スタープレイヤーが生まれたときの人気もそうで、
ブームを作ることまでしかできない。
例えば今、亀田三兄弟が出てきてボクシング界が活気づいてきてるけど、
それはボクシング人気じゃなくて、まだ亀田三兄弟人気でしかない。
選手が注目されてるだけじゃ、ブームは去っていきやすい。
「亀田三兄弟だから見る」じゃなくて、
「ボクシングだから見る」って人を増やさなきゃ定着しないと思う。


はい、長くなったけどここからが本題。
2日目の最後にやっと本題。

じゃあ競技人口の増加を見込まずに、
それでいてメダルを増やす方法ってなんだろか?

いいモデルが、柔道だと思う。


(明日へ続く)

  • 2006.02.27 Monday
25日の新聞より。

フィギュアの荒川選手に対する祝福めいたことが、
ほとんど祝福じゃなくて便乗に思えて、なんだかなーって思った。

ナントカ栄誉賞みたいなものだったり、
2年前には柔道の谷選手似で仕掛けた演歌歌手だったり、
イメージアップさせたい政治家だったり、町おこしだったり。

そんな中で東京都荒川区の、
「複数問い合わせがありましたが、
 荒川区と荒川さんは関係がありませんので、
 コメントのしようがありません」
っていう困った感じの応対には、好感を持った。
新生銀行だから新生太郎、みたいな問い合わせにバッサリと。

ちなみに荒川区、
北島選手のとき充分便乗しようとしただけに微妙ではあるけど。


そんなわけで、トリノオリンピックが終わった。

全体を通して日本の結果はメダル1個。
期待はずれみたいな雰囲気があるけど、これは妥当だった。

本来なら「よく金を取れた」ってくらいかもしれない。
どんなにメダルが取れなさそうでも
テレビは「メダルに期待」とか言って盛り上げるわけで、
個々の実力からいえば、メダルを取れないのは当然だった。
っていうか前回のソルトレークシティだって、金は1個も取れてない。

もともと日本のスキーとかスケート界には、
いい選手があんま生まれてないわけだし。


僕は別に応援する選手もいなかったから、
とりあえず見とこうってくらいのスタンスだった。
もちろん興味はあるけど、のめり込むようなもんじゃなくて。
全体的に惨敗で日本人全体の体温も低かったんだろうけど、
積極的に見るっていうより、チェックするって感じで見てた。

それは僕が静岡の何年かに1度雪が舞う程度の土地で、
生まれ育ったからってのもあるはず。
雪が身近じゃない僕にとっては、熱くなりにくかった。

スター選手がいるわけでもなかったし、
それほど期待してなかったし。


で、ふと思った。

「メダルが取れて当然」とは思わない僕みたいな人がたくさんいるから、
冬のオリンピックではいつもメダルが少ないんじゃないかと。


(明日へ続く)

  • 2006.02.25 Saturday
どーも。
粉末のコーンポタージュスープを飲んだとき、
溶けないまま塊になったのが口に入って、
「あ、このおいしいやつどっかで食べたことある」と思ったら、
どうやらうまい棒のコーンポタージュ味だった僕です。

1992年、コーンポタージュ味が新発売されて、
ウチの駄菓子屋に入荷したのを初めて食べたあの感動は、
荒川の金メダルの遥か上をいってた。

あの缶詰のパイナップルみたいな金メダルを、
同じ穴開きならせめてうまい棒型に。


そんなわけで、フィギュアスケート。
丸一日あいちゃったけど、フィギュアスケート。

先に冷めたこと書いちゃうと、
モーグルと同じで芸術性だけで採点が決まらないから、
競技が終わっても点数がいいのか悪いのかよく分からないまま、
「なんとなくの高得点で金」って感じだった。
“演技”じゃなくて“競技”だからそりゃそうなんだけど、
あんま「すげぇ!」とは思わなかった。

と、冷めたついでに前々から思ってたこと書いちゃうと、
あの後ろ回し蹴りみたいなのはどうかと思う。
なんていうんだろ、ゆっくーり回し蹴りするみたいなやつ。
点数がつくからやってるのかもしれないけど、
そんなキレイなもんでもない。
その辺からも、演技じゃなくて競技なんだなーって思う。
舞台じゃなくて、競技場なんだなーって思う。

いやあの滑り、凄かったんだろうけども。
僕は競技としてのフィギュアを分かってないから、
浅田真央くらいの圧倒的な表現力がないと、凄さがよく分かんなくて。
イナバウアーが、RGのオジャーマンスープレックスに見えちゃって。

…とか、否定的なこと書くのはここまでで。
分かってない僕なりに、凄いもんは凄いと思ってる。

金メダルをとった凄さももちろんあるけど、
天才少女って呼ばれてから重圧を受けて生きてきた中で、
一度は引退を決意しながらも続けてきたその精神力が凄いと思う。
いわゆる、負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じぬくこと。

…って書きつつ、やっぱ金だったのが一番凄いかも…とも思う。
オリンピックっていう4年に1度の舞台で、
極度のプレッシャーの中、世界の頂点に立った凄さ。
そういう強さって、誰もが持ってるもんじゃない。
さっきの精神力ともリンクしてる。

「スケートなだけにリンク…っておもしろいがなキミ」と、
きよし師匠がほめるのとは比べモンになんないくらい素晴らしかった。


かなり長くなったけど、素晴らしいついでにもうひとつ。

実況の狩屋アナにはかなり好感が持てた。
「トリノの女神は荒川静香にキスをしました」って言葉じゃなく、
日本人選手のメダルを煽るのをほどほどにして、
各国の選手の特徴と魅力をしっかり紹介し、全員を際立たせてた素晴らしさ。

そういうところ、NHKの実況アナはすごいなって思った。


2人合わせてもまだ、コーンポタージュ味の感動には届かないけど。

  • 2006.02.21 Tuesday
カーリングを見てると、
シャカシャカやる人が途中にある石をまたぐとき、
足で石を蹴っちゃわないかヒヤヒヤする。

そのくらいしか興味がなかったカーリング。
おもしろかった。

正直、全部なんか見てないし、
次の2010年バンクーバーさえ見るか分かんないけど、
さすがにイタリア戦は見入っちゃった。
勝ったあと「お〜」って言っちゃった。
ゴールデンの時間帯に、スカパーでビリヤードを見てる以上のおもしろさ。
かなりシュールなんだけど、楽しかった。

日本人は、もともとカーリングとの相性がいいとは思う。
子供のころおばあちゃんから教わった“おはじき”に似てるから。
おばあちゃん家では畳の上でおはじきをはじき合い、
学校では机の上で十円玉をはじいてた。
そのゲーム性と緊張感は、カーリングに近いと思う。

で、日本がメダルを獲得してないから、期待が高まった。
鬱憤の溜まった人は、カーリングが晴らしてくれるかもって感じた。

これまでモーグルとかハーフパイプとかスピードスケートみたいな、
華やかな競技で日本はメダルを逃し続けてきた。
どの競技を見ても「たぶん負けるんじゃないか」って思う流れの中で、
だからこそ、地味でマジメな印象のカーリングには、
何か求めたくなったのもあると思う。
色が違う競技のカーリングは、何かやってくれると思える競技だった。

もっといえばカーリングには、1試合ごと勝敗がある。
「勝利」に飢えてる日本国民としては、
メダルじゃなくても1勝で、気持ち良くなれる。
逆境やチャレンジャー的な立場も、盛り上がるひとつの要素だった。
しかもそれが女子だったのが相当でかい。

必然と偶然とで、カーリングは予想以上に盛り上がってた。


一般の人がカーリングをする機会は作りづらいから、
カーリングの競技人口はこれからもあまり伸びないと思う。
だから人気は一時的なもんになる可能性が高い。

ただ、この大会でカーリングがおもしろいってことは分かった。
このマイナースポーツがシャカシャカやってるだけじゃないことを知った。

それだけで充分かもしれない。

例えば僕はカーリングで、トリノオリンピックへの興味が復活した。

  • 2006.02.13 Monday
「コークスクリュー720」

この名前、かっちょえぇ〜。
でもって、技にもしびれまくり。

上村愛子が魅せた、女子モーグル界で最高難易度の必殺技。
ヒップホップのノリでカメラにオーバーパフォーマンスしてた、
大爆笑のスノボ・ハーフパイプよりも、断然カッコ良く男前だった。
童夢選手も、あれはあれで真っ直ぐなキャラが憎めないけど。

それにしても、芸術系の競技って改めて難しいと思った。
モーグルが芸術じゃなくて競技なんだってことを実感。
なんか寂しくもあり、そういうもんだって納得する部分でもあり。
フィギュアスケートと同じで、それが競技である以上、
しょうがない部分ではあるんだけども。


と、技だけじゃなくて上村選手の“人”の部分もかっちょえぇ〜と思う。

1998年2月、僕が大学受験した年に長野オリンピックがあって、
そのとき出てきたのが、同い年の上村だった。
ちなみに受験勉強の真っ只中で、この大会はジャマにさえ思ってた。
あと、閉会式のフィナーレ曲は「WAになっておどろう」。

別に上村選手と接点があるわけじゃないし、
当時も7位でそれほどの成績を収めたわけじゃなかったけど、
やっぱ同じ高3ってだけで親近感が湧いてた。

あれから8年。
僕は「もう8年か〜」って思うけど、
上村選手にとってみたら、相当長い8年だったかもしれない。
実力以上の注目を受け続けたプレッシャーは、計り知れなかったと思う。

もちろん上村選手には実力があるんだろうけど、
人気は常に実力より高いとこにあったわけで、
実力通りの結果を残しても「期待はずれ」って思われてたはず。
8年間って、並の精神力じゃ潰れちゃう。

それでも上村選手は、今大会で5位に終わったあと言った。

「(次の五輪も)出られるのなら絶対に出たい。まだまだ滑りたい」

力強くて華麗な技も良かったけど、
それよりも、人としての強さに感動した。


大会後に「この先のことはまだ考えていません」って言う人は多い。
しかも次の大会は30歳で迎えるわけで、体力的にも不安があるはず。
ケガの不安だっていつまでもつきまとうと思う。

なのにまた次をやりたいっていう言葉がすぐ出るなんて、
人として相当強いんだな〜って思った。
話す様子を見てるともともとの芯の強さがうかがえるし、
8年間何度も持ち上げられたり突き落とされたりして、
身についた強さってのもあるんだと思う。

いろんなことを乗り越えて、でも頂点は果てしなく遠くて、
それでもまだ次を見据える姿勢は、
何にも代えられない、価値あることだと思う。

華やかなシンデレラストーリーや涙の復活劇もいいけど、
地味でも一歩ずつ前に進む姿っていうのは、感動的だと思った。


技よりも、技の名前よりも、かっちょえぇ。


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