• 2006.05.19 Friday
昨日の続き)


と、ジャンルは違うけど作り手としての感想をひとつ。

また1曲目「スタンドバイミー」なんだけど、
テレビでも結構紹介されてたミュージックビデオ、
日本航空学園の滑走路で撮影された飛行機が真上を飛ぶ映像が、
スケールでっかくてうらやましかった。
すっごく楽しいんだろなーって思った。
売れたからこそできる撮影。

頭に描いてもそれまでなら無理だったはずの、
おもしろいことや楽しいことが実現できる環境、
それが売れることで手に入る、一番の幸せなんだと思う。
ミスチルのDVDみたいな、カメラ40台で作り上げられた映像もそう。
何千万だとか何億だとかお金なんていらないから、
こういうことができる環境を手に入れたいなーって思う。

それと一緒に、音楽だったら売らなきゃなんないプレッシャーや、
事務所によっては作りたくない音楽を作らされたりもして、
失う自由もたくさんあるのかもしれない。
だけどそこには、一時的でもやりたいことのできる自由がある。
大きなことをできる気持ち良さがある。

もっといえば、そうやって憧れてた環境を手に入れて初めて、
それが自分にとって本当に望んでた環境なのかを知ることができる。
自分の中にまた次の壁ができて、
それを乗り越えることで、また一回り大きくなれる。

僕にとっては想像でしかないけど、そうらしいしそんな気がする。


聴き手の感想として、作り手の感想として、
このアルバムが持ってる“完成した感”をかなり感じた。

溜め込んでたものが発散されたみたいに、
つぼみが開くような、さなぎが蝶になって自由に飛んでるような、
霧から視界が開けたような、そんな曲が連なったアルバム。

キレイにまとまりすぎて、物足りなさもある。
口当たりが良すぎて、満腹なのか分からない気分にもなる。

だけどこのアルバムは、
レミオロメンの通過点として、大きなものになったと思う。


完成品は1年経てば未完成とされて、
また新しい完成品が生まれる。
その連続が進化になって、いつまでも続けられてく。

当社比1.5倍のスピードで汚れが落ちる洗剤も、
次の製品では比べる古い側として、
当社比1.5倍でふんわり感のある新しい洗剤が生まれたりする。

最高として作ったものは、次の基準になる。


進化した歌詞と、スケールの大きな映像。
整った明るいメロディライン。

完成品は整ってれば整ってるほど、
スケールが大きければ大きいほど、次に破壊する作業は重労働になる。

完成度に「すごいや」って驚いた、このアルバム。

一度登りきった怖さが、これから大きな意味を持つと思う。


本人たちが言ってるように、
これ以上ないなんて決め込まなければ、イメージは超えられるわけで。

  • 2006.05.18 Thursday
パソコンとつないだヘッドホンで音楽を聴きながら仕事してたら、
ホームページからいきなり音楽が流れてきて、
とっさにヘッドホンを放り投げそうになった者です。

これ、たまにある出来事。

ホームページで音楽を流すときは、
「はい」か「いいえ」の選択肢を与えるのがネットマナー。


で、聴いてた音楽は、
レミオロメンのニューアルバム『HORIZON』。

やっぱすごいよこのバンドは、って思った。


まだ2回しか聴いてないから、
メロディがどうこうは耳に馴染んでなくて分からない。
昔の静かで素朴なメロディや、ゴツゴツした感じが好きだから、
このアルバムのどこもかしこも賑やかっていう雰囲気は物足りなくもある。

だけどブレイクしたバンドは
そういう道を通ってくものだと思うから、特に問題にしてない。

それよりなにより歌詞が良くなったことが、僕にとっては印象的だった。


もともと僕は、上手い情景描写や表現力のある歌詞が好きで
レミオロメンをよく聴くようになったんだけど、
このアルバムで、なんだかひとつ突き破ったような気がした。

詞の深さっていうか、表現力の豊かさっていうか、
何かが見えた人の書いてる歌詞に思えた。

特に1曲目の“スタンドバイミー”って曲は
視界が開けてた感じで、こんな歌詞がある。

「僕らはこれ以上ないなんて決め込んで
 本当の力を出せずにいるよ
 飛び出せ 世界は無限の彼方じゃなくて
 こちらにあるからイメージは超えられるさ」
 (「スタンドバイミー」より引用)

ブレイクしたからこそのリアルな歌詞で、
説得力があって、共感できる部分が多い。
「壁は僕らの中」って部分も、そうなんだよなーって思う。

レミオロメンが“夢を実現させようとしてる若者”から、
“夢を実現させられることを知った若者”になったことで、
聴く人によっては、リアルじゃなくてつまんない歌詞になったと思う。
それに何も考えなくても風景が浮かぶような歌詞が減ったから、
僕もそこは物足りなかったりする。

ただ僕にとっては重なる思いや、好きな歌詞が多かった。
言葉の並びや語感、単語の組み合わせが気持ち良くなってた。
やっと戦えるようになった“気がする”僕自身の
背伸びをした感じが、どことなくアルバムと重なった。

賛否両論あると思うけど、僕にとってはリアルな歌詞に良さを感じた。

リアルな“気がする”だけではあるけど。


(明日に続く)

  • 2006.05.17 Wednesday
シャツをズボンに入れたパジャマ姿を他人に見られるっていう、
地味に悪い夢で朝を迎えた者です。

ええ、ズボンに入れてますとも。

ええ、パジャマですとも。


そんなリアルな日常をお伝えしたところで、
今日は僕にとってかなり珍しい、映画の話題でも。

13日に公開した映画「間宮兄弟」を見た。

パジャマじゃなく、ネルシャツをズボンに入れてる兄弟の映画。


この映画、とにかくほんわかしてた。
どこにでもありそうな日常を映画の枠に入れたっていうような、
いい意味で何も起こらない映画。
何かに向かって物語が進んでるってわけでもない。

何かドラマチックな展開がありそうな場面でも、
何も起こらないままひたすら平坦に、ある意味リアルに日常が描かれてく。
ひとつの場面で、特徴的なシーンが何一つなかったりする。

だから長く感じて退屈だったりもするんだけど、
それはそれでアリなのかもなーって最後には思えたりする。
自分でもよく分かんないんだけど、
あとから考えてみると退屈でもなかったような気がして。

あと登場人物がみんな魅力的に描かれてるわけでもなく、
極端に悪い人がいるわけでもなく、
とにかくどこにでもいそうな人がそこにいるだけ。
主役の2人に華がないってのは象徴的。
少し古い例えだけど、
レッサーパンダの風太くんは立たない方が日常だったわけで、
映画でいうなら立つシーンを描くことはほとんどなく、
ひたすら普段の姿を描いてたっていう。

とにかくすべてにおいて、起伏が小さい。

そこに物足りなさを感じるんだけども、
終わったときに物足りないかっていうとそうでもなく。

で、別にストーリーを事前に知っていようと関係ない映画。
そもそも公式サイトにクライマックスまでのストーリーが
全部出ちゃってるわけだからすごい。
もしかしたらペンギンやイルカを鑑賞するのに近いかもしれない。

そういうほんわかっていうか、動物を見てる感覚っていうか。
見てる側はずっと客観的な立場にいる。


…などとゴチャゴチャ思ってることを羅列した今日の文章は、
何を言いたかったんだかすごく分かりづらかったと思うけど、
こういうまとまりも順序もなく頭をめぐる考えが、
実は人間のリアルであり、日常だったりする。

で、それが「間宮兄弟」だったりする。

別に感情移入できるわけじゃないし、
“日常あるある”の連発にも見えちゃう映画だけど、
黒板を消したあとの白い粉みたいに、なんだか心に残った。

なんとなく楽しかった。


これで今日は、心置きなくパジャマをズボンに入れて寝れる。

  • 2006.05.16 Tuesday
「代表メンバー、久保の代わりに巻」

聞いた場所は会議室。
発表したのは、14時開始の会議に20分遅れで来た、
会議を進行する番組ディレクター。
フォワードどうなりました?って聞いた僕への答えがそれ。

「えー!まぢっすか!」

静かな部屋、大声でひとりサプライズした。
しかもアロハシャツで、浮かれてる雰囲気を醸し出しちゃってる僕。

周りからは早く会議を始めろ的な空気を感じてたけども、
他に何か知りたいことはないかって言ってくれたから、
申し訳ない気持ちそっちのけで、もう一個だけ聞いた。

「松井は…?」
「入ってなかったと思う」

あー、やっぱっすか…。

会議が20分延びた理由が「テレビで選手発表会見を見てたから」
だったのはさておき、微妙な気持ちが僕を包んでた。

久保じゃなくて巻。
松井じゃなくて玉田。

テンション上がったり下がったり。


久保はしょうがないと思った。
ここ数試合はケガの影響から恐る恐るのプレーに終始してて、
パフォーマンスがかなり落ちてた。納得の選考結果。

あと巻のメンバー入りは大歓迎。
ただ、だからって「ジーコやるじゃん!」ってわけじゃなくて、
ケガで久保の調子が上がらなかったから巻だっただけのこと。
巻の最近のパフォーマンスが買われたのは確かだけど、
ジーコ的には“起こさざるを得なかったサプライズ”だったと思う。
「久保の方が良かったけど、ダメだから巻」ってだけ。
結果として、いい方向でのサプライズになった。

ただこういう“代わりの選手”がよく活躍してきたのも、
ジーコが監督になってからの代表の特徴。

久保の代わりだった大黒しかり、
三浦淳の代わりだった駒野しかり。
巻自身も、初の代表入りは久保の代わりだった。
それと他にもアジアカップで欧州組と呼ばれるメンバーを
ほとんど呼べなかったことが、国内組メンバーの台頭を促したり。

だから巻が残り15分で投入されてヘディングゴールなんてのも、
ジーコジャパンなら充分ありえる。

結果的にだけど、巻が選ばれてよかった。


だけど!

だけど松井大輔!

いや納得はしてる。
FW5人で妥当だし玉田が選ばれたのも納得できないわけじゃない。
4-4-2で中盤の左にするんなら、俊輔がいるし他にも人材は豊富で、
3-5-2にしたら左アウトサイドにはアレックスだけじゃなくて、
駒野も中田浩もいる。
だから、確かに松井の入る隙間はない。

でもやっぱ見たかったってのが本心。
1998年のW杯に11分だけ出場した小野が股抜きをしたイメージで、
少しの時間で印象的なプレーをする松井を想像してた。

だったら小野でいいじゃん、って言われたらそれまでだけど。

いや松井のあのプレーを見たら、ワールドカップで見たくなるっしょ…。


それとなんで「巻じゃなくて松井だろ」とは思わなくて、
「玉田じゃなくて松井だろ」って言いたくなるかっていうと、
もちろんプレースタイルの違いや期待感の違いもあるんだけど、
本当の本当の本心を言っちゃうと、
巻は人間的なキャラクターに好感が持てて、
玉田は人間的なキャラクターに好感を持てないからってのがある。

玉田は結果を出せてないだけでも充分印象悪いのに、
そこで変に強気な発言をしちゃうから、見てる側は反感を覚える。
フラストレーションがパンパンに膨らんでるとこをつっつくから爆発する。

クラスのイヤなヤツが調子に乗ってると、気分悪いのと同じで。


…というわけで選手についていろいろ書いてきたものの、
僕が応援してるのは選手個人じゃなくて、チームそのもの。
だから巻が出ようが玉田が出ようが、応援の熱さは変わんない。

玉田が点取ったら「玉田最高!」って満面の笑みを浮かべるだろうし、
巻が決定的な場面で外したら「何やってんだ巻!」って怒るはず。

それが根底にあるってことを理解してもらえたらと思う。


選手発表で、一気にワールドカップモードになってきたテンション。

ただ、会議に平気で木村和司ユニフォーム(復刻版)を着て出て、
ひどく浮かれてる雰囲気を醸し出しちゃわないよう、気をつけたい。

  • 2006.05.15 Monday
今日、ドイツワールドカップの日本代表メンバー23人が発表される。

「代表選考の基準は今までの4年間での重要な大会、
 特に勝ち点3が懸かっているコンフェデレーションズカップや
 アジアカップなどでのパフォーマンス、
 これまでの代表の中での活躍を確実にチェックしながら選んでいきたい」

代表選考について、これまでそんなヒントを出してたジーコは、
国内最終試合の終了直後にまたヒントを出した。

「ワンポジションに2人」

そんなわけで、4-4-2のフォーメーションをベースと考えて、
23人のメンバーを予想してみようかと思う。
これまでのジーコが雑誌やテレビで出した当確コメントをもとに、
「アレックス、加地、駒野、中田浩はDFとして考えている」
っていうインタビューコメントもふまえながら、
サッカー好きにありがちな、痛い自己満足予想をしてみようかと。

予想って言ったって、誰が書いてもあんま変わんないと思うけど。


GK
◎川口
◎楢崎
◎土肥

DF(中央)
◎宮本
◎中澤
◎坪井
◎田中

DF(サイド)
◎加地
◎三都主
◎駒野
◎中田浩

MF
◎中田英
◎中村
◎福西
◎小野
◎小笠原
◎稲本
◎遠藤
△松井

FW
◎高原
◎久保
◎柳沢
◎大黒


…で、あってほしい。

これまでのジーココメントをそのまま受け取ったうえで、
僕の希望っていう甘いドレッシングをかけたらこうなった。
ベースになってるのは、ケガ人以外のベストメンバーが召集された、
2月28日のボスニア戦遠征メンバー。
サッカー好きならほとんどが、
このメンバーに1人か2人違うくらいで予想すると思う。
で、実際の発表でも誤差は1人だと思う。


松井を入れるか、玉田を入れるか。

そのくらいだと思う。


本気で予想しちゃうと、
フォワードの選手を4人じゃなくて5人にしそうな気がする。
ケガ明けの柳沢と、計算できない久保には不安があるはずで、
当確の4人に加えてもう1人入れるんじゃないかと。

アジアカップやコンフェデで控え選手として利いてた中田浩を
順当にメンバーへ入れるなら、センターバックか中盤で1人空けられる。
それにもともと中盤には、人材が豊富にいる。

そう考えると、松井を削って玉田を入れる可能性が高い。
ジーコ基準の「代表への貢献度」だと、
1年も2年も前の実績が重視されて、最近の実績が無視される。
だから最近伸び盛りで所属クラブで実績を残してる松井よりも、
最近は代表でも所属クラブでも実績を残せてない玉田が選ばれるっていう。
センターバックを1人削って玉田ってことも考えられなくはないけど、
ジーコのコメントが松井外しに向かってる気がしてならない。

個人的には松井大輔をワールドカップで見たい。
ああいう夢のあるプレイヤーを、世界に見せてやりたい。
猫ひろしばりに「夢あるねぇ〜」って言わせたい。

1〜2年前から進化した松井は、
ワールドカップで代表へ貢献できる選手だと思うし。


もし松井じゃなくて玉田だったら、
ジーコに罰ゲーム的なことをしてやんないと気が済まない。

ライオンの檻の中に放り込んで「コロスキカ!」って叫んでもらうか、
火をつけると“ボワッ!”ってなる脱脂綿を髪の生え際で爆発させて、
やっぱり「(毛根を)コロスキカ!」って叫んでもらうか。


どんなメンバーになっても、W杯では全身で応援するけれど。

もし玉田が点取ったら「やっぱ玉田いい!」って言っちゃうけど。


代表メンバーは、14時過ぎに発表される。


Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

  • 年が明けてから引越した人の「収支内訳書」の「住所」の書き方
    Mr. B
  • 中国で買ったお菓子[7] 茯苓夾餅
    イチカワ
  • 中国で買ったお菓子[7] 茯苓夾餅
    上村 知子
  • Golden OREO(Mondelez)
    おねつ
  • 揚げパスタ グリーンカレー(杵屋)
    まかな
  • キングアイランド ココナッツウォーター
    イチカワ
  • VAIO ZをWindows 10にして生じた、ちょっとした不便
    イチカワ
  • VAIO ZをWindows 10にして生じた、ちょっとした不便
    tom
  • VAIO ZをWindows 10にして生じた、ちょっとした不便
    イチカワ
  • VAIO ZをWindows 10にして生じた、ちょっとした不便
    ccdmm2000

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM