• 2006.05.23 Tuesday
バイブアラームをセットしてたのに、
止めてまた寝たのがいけなかった。

ぐっすり眠りながら家へ帰る電車の中、
起きた瞬間に開いてるドアの外を見ると、そこは降りる駅だった。


脳ミソが、自衛隊の早朝訓練みたいに一気に起きた。
欽ちゃんの仮装大賞で満場一致の満点だったとき、
得点のランプが一気に上がってくみたいに、緊張が満タンになった。

脳の中では1秒間の緊急会議が開かれた。


雰囲気的にドアが開いて何秒か時間が経ってるみたいだから、
出ようとした瞬間にドアが閉まったらカッコ悪い。
ドアまで走れば降りられそうだけど、
乗り過ごしそうになったことを見抜かれるのはイヤだし、
万が一降りられなくなったら次の駅までがものすごく気まずい。
でも降りちゃえば普通に帰れる。降りなければ10分はロスする。

だいたい周りは僕に注目してないし、これから覚えてるはずもない。
ドアまで走ろうが乗り過ごしたことになろうが、
その場でちょっと視線が集まるだけのこと。

メッタ刺しになるほど、視線が僕を攻撃することはない。
ストーカーみたいに視線が僕を追い詰めることもない。

議論は白熱した。


そうして会議から結論が出た。

何も動じてないフリをして、目を閉じることにした。

何事もなかったみたいに、そのまま乗り過ごすことにした。


次の駅で降りたあと、携帯電話を取り出して、
軽い人混みから外れて電話をかけるフリをした。

僕は乗り過ごしてませんっていうメッセージを撒き散らして、
電波が悪い小芝居をはさみつつ、人がいなくなったのを確認したあと、
逆側のホームに立って電車が来るのを待った。


ちっちゃすぎるよ自分。
なに自意識過剰になってんだ自分。

テンションが、夏休みの早朝ラジオ体操みたいに一気に落ちた。
欽ちゃんの仮装大賞で不合格だったとき、
欽ちゃんから潔く帰るよう告げられたみたいに、寂しくなった。

窓にガシンガシンぶつかる鳩みたいに、アグレッシブにいかねばと思った。

  • 2006.05.22 Monday
『ミニストップ』の「ミニ」とは「ミニ(mini)」じゃなくて、
「ミニット(minute)」だっていうことを知った者です。
意味は“ちょっと立ち寄れる”。

ちなみに『スリーエフ』は、
「Fresh(新鮮な)」「Foods(商品を)」
「Friendly(気持ちよく買えるお店)」の頭文字が由来。

で、ケイさんの食料品店を買い取って作られたのが『サークルK』。


あ、今日はこの流れでそのままいっちゃおうかと。

最初に書いとくけど、仕事ついでのただの手抜きです。


『セブンイレブン』のもとは冷蔵庫を冷やすための氷屋。
1927年にアメリカのダラスで、
お客さんから食べ物を置いてくれって言われて始めたのがキッカケ。

『ローソン』のもとは牛乳屋。
1939年からアメリカのオハイオ州でJ.J.ローソンさんがやってた店。
有名かもだけど、ローソンのロゴがミルク缶なのはそういう意味。


ちょっとそれるけど『ダイソー』が100均なのは、
創業者が移動販売をしてたころに値段をつけるヒマがなくなって、
全部100円で売ったことがはじまり。

あとさっきも出てきた『セブンイレブン』だけど、
昼間と夜とでは、昼間の方が蛍光灯を明るくしてる。
夜は明るさを落としても、外が暗いから昼間より明るく感じるっていう。

で、完全にそれるけど、
1957年にアメリカで創業された『トイザラス』の社名の由来は、
「Toys are us(おもちゃと言えば私たち)」から命名されたもの。
それと日本で「R」にあたる「ら」だけひらがなにして命名したのが、
当時日本トイザらス社の副会長だった、マクドナルドの故・藤田田氏。


…と、もうこのへんで。

さっきまで仕事で調べながら出てきた使わない部分を、
もったいないから羅列してみました。

書く側はラクして、読む側はトクして、一石二鳥。

昔でいうところのマグロ丼みたいな感じで、
捨てられてたはずの部分をまかないめしみたいに出してみたわけです。


どれもこれも、何時間かすればきっと忘れてる知識。

忘れても惜しくないけど、なんかもったいない知識をおすそわけ。

  • 2006.05.21 Sunday


朝10時、静岡からウチの家族がおばとおばあちゃんを連れて、
東京の僕のアパートへやって来た。
両親と弟は2年ぶりか3年ぶりくらいに僕の部屋へ来た。
おばが来たのは引越し以来、おばあちゃんが来たのは初めてだった。

茨城に住んでる親戚のお見舞いってことで、
そのついでに寄ってった。


中2になった弟は痩せたうえ、僕と同じくらいの身長になってた。
お母さんは歳を重ねて、ちょっと太ったみたいだった。
お父さんは、地図を目から離すようにして見るようになってた。
僕がママって呼んでる伯母は、相変わらず口が達者だった。
足を悪くしてたおばあちゃんは、元気に歩いてた。

弟はパソコンで“おもしろ動画”を検索して見てた。
お母さんは、作ってきてくれたきんぴらごぼうや煮物を僕に手渡した。
お父さんは、僕の部屋でいらなくなった荷物を車へ運んでくれてた。
ママは髪が伸びた僕に「早く切りなさいよ」って正当なおせっかいをした。
おばあちゃんは「部屋はこんだけ?やーだよぉ」って言って、
東京の住宅事情を憂いながら、部屋の中を不憫そうに眺めてた。


いらない荷物を運び出したことで、僕の部屋はかなりスッキリしてた。
東京で荒んだ生活をしてるように見えちゃいかんと、
ついでに大掃除をやったから、片付いて部屋が広くなってた。

その代わり親は「人が来たらあげればいいよ」って言って、
江戸川区の果てにあるアパートへ、
小さなペットボトルのジュースとお茶を数十本置いてった。

地元の特産品の冷凍うなぎや、普通のレトルトカレーや、
途中のサービスエリアで買ってくれたっぽい濃い牛乳を置いてった。

部屋が新陳代謝したみたいに、物が入れ替わった。


僕は帰り際、頼まれてた病院までの地図をプリントアウトして渡した。
さよならをしてアパートから離れてく車を、いつもみたいに、
角を曲がるまで何をするわけでもなくずっと眺めてた。

部屋に戻って、きんぴらと煮物を温めてさっそくごはんを食べた。

ごはんを食べ始めてすぐ、親から電話がかかってきた。
アパートを出てすぐ道に迷ったらしかった。
僕は部屋でパソコンの地図をスクロールさせながら、
カーナビがついてるはずの車を、電話でナビした。

きんぴらごぼうが、乾いた。


たった30分間、正月から半年ぶりの対面。

東京にいるのに、時間がゆっくり流れた気がした。

  • 2006.05.20 Saturday
いきなりだけど、流行ったのがもう1年近く前になる
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』にこんな話があった。

「全品5%割引」の店と、
「50人にひとり無料」って店、どっちが得かっていう。

ギャンブル性がある楽しさを考えろっていえばそれまでだけど、
数学的にいえば「全品5%割引」の方が得になる。

っていうのも「50人にひとり無料」は、
もっと分かりやすくすれば100人に2人が無料なわけで、
つまり2%割引と同じ意味だってことになる。

暗算ができるかどうかより、
こういうトリックを見抜けるかどうかが、
数字とぶつかったときに大切になるという。


今年も日本PTA全国協議会が発表する、
「小、中学生に見せたくない番組」の発表の季節がやってきた。

これ毎年書いてるんだけども、今年も同じようなことを書こうかと。


まずは調査結果から。

これは全国の小学5年と中学2年の各2400人
(有効回収率はそれぞれ83.9%、80.5%)、
保護者4800人(同76.7%)を対象に実施された調査。

保護者の19.7%が「子どもに見せたくない番組がある」と答え、
そのうち12.6%が「ロンドンハーツ」を見せたくない番組に挙げた。
続いてキスイヤが8.3%、めちゃイケが8.1%だったらしい。

これが持つ意味を考えていきたいと思う。

中でも…

保護者の19.7%が「子どもに見せたくない番組がある」と答え、
そのうち12.6%が「ロンドンハーツ」を見せたくない番組に挙げた。

この意味を理解してほしい。

ちなみに有効回答者数は4800人のうち76.7%だけど、
割合の計算には影響がないから、
複雑にならないように4800人のままにした。
「10人中2人」も「100人のうち20人」も、意味が一緒なのと同じで。


最初に結論を書くと、ロンハーを子供に見せたくないって言ったのは、
全体の保護者のうち「2.5%」しかいなかった。

全体の保護者のうち「12.6%」がロンハーを見せたくないって
答えたわけじゃないことを、理解してもらいたい。

ここからが計算。

まず、4800人に聞いた「見せたくない番組があるか?」の質問に、
19.7%が「ある」って答えた。
人数にすると4800人の19.7%=945.6≒946人が「ある」って答えた。

で、そのうちロンハーを見せたくないって言ったのは12.6%。
だから母集団は4800人じゃなくて946人にしなきゃなんない。
計算すると、946人の12.6%=119.2≒119人が、
「ロンハー」を「見せたくない番組」として選んだ人数になる。

っていうわけで「ロンハー」って答えたのは4800人のうち119人。
パーセンテージにすると「2.5%」になる。

つまり、日本の親のうち2.5%がロンハーを見せたくない番組に挙げた。
別の言い方をすると「40人に1人がロンハーって答えた」になる。


数字の本当の意味を理解していただけたでしょうか?


どんなアンケートでもそうだけど、
マスコミやマーケティングから出された見せかけの数字の、
本当の意味を理解しないと誤解が生まれる。

マスコミはなるべく目を引く情報として見せようとし、
マーケティングは自分たちに有利な情報として見せようとする。

数字を理解することは、情報の本当の意味を知ることになる。


いろいろ難しいことを書いてきたかもしれないけど、
参考にできるとこがあれば、頭に入れといてもらえたらと思う。

40人に1人の意見で、
「ロンドンハーツは見せたくない番組」って結論づけるかは、受け手次第。

ただ「50人に1人無料」って言われたら、
5%割引よりもテンション上がるけど。

  • 2006.05.19 Friday
昨日の続き)


と、ジャンルは違うけど作り手としての感想をひとつ。

また1曲目「スタンドバイミー」なんだけど、
テレビでも結構紹介されてたミュージックビデオ、
日本航空学園の滑走路で撮影された飛行機が真上を飛ぶ映像が、
スケールでっかくてうらやましかった。
すっごく楽しいんだろなーって思った。
売れたからこそできる撮影。

頭に描いてもそれまでなら無理だったはずの、
おもしろいことや楽しいことが実現できる環境、
それが売れることで手に入る、一番の幸せなんだと思う。
ミスチルのDVDみたいな、カメラ40台で作り上げられた映像もそう。
何千万だとか何億だとかお金なんていらないから、
こういうことができる環境を手に入れたいなーって思う。

それと一緒に、音楽だったら売らなきゃなんないプレッシャーや、
事務所によっては作りたくない音楽を作らされたりもして、
失う自由もたくさんあるのかもしれない。
だけどそこには、一時的でもやりたいことのできる自由がある。
大きなことをできる気持ち良さがある。

もっといえば、そうやって憧れてた環境を手に入れて初めて、
それが自分にとって本当に望んでた環境なのかを知ることができる。
自分の中にまた次の壁ができて、
それを乗り越えることで、また一回り大きくなれる。

僕にとっては想像でしかないけど、そうらしいしそんな気がする。


聴き手の感想として、作り手の感想として、
このアルバムが持ってる“完成した感”をかなり感じた。

溜め込んでたものが発散されたみたいに、
つぼみが開くような、さなぎが蝶になって自由に飛んでるような、
霧から視界が開けたような、そんな曲が連なったアルバム。

キレイにまとまりすぎて、物足りなさもある。
口当たりが良すぎて、満腹なのか分からない気分にもなる。

だけどこのアルバムは、
レミオロメンの通過点として、大きなものになったと思う。


完成品は1年経てば未完成とされて、
また新しい完成品が生まれる。
その連続が進化になって、いつまでも続けられてく。

当社比1.5倍のスピードで汚れが落ちる洗剤も、
次の製品では比べる古い側として、
当社比1.5倍でふんわり感のある新しい洗剤が生まれたりする。

最高として作ったものは、次の基準になる。


進化した歌詞と、スケールの大きな映像。
整った明るいメロディライン。

完成品は整ってれば整ってるほど、
スケールが大きければ大きいほど、次に破壊する作業は重労働になる。

完成度に「すごいや」って驚いた、このアルバム。

一度登りきった怖さが、これから大きな意味を持つと思う。


本人たちが言ってるように、
これ以上ないなんて決め込まなければ、イメージは超えられるわけで。


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