• 2005.07.08 Friday
まだまだ作家のスタートラインでウロウロしてる僕だけど、
電車に乗っててふと思った。

何かができなかったり手間取ってるとき、
それを「向いてない」で済ませたらそれまでだなーって。

僕の座席の正面には、
ひょろひょろメガネで運動のできなそうな中学生が、
テニスラケット持って座ってた。


そういえば自転車へ乗るために、
転んでは起き上がりを何十回も繰り返してた。
九九を覚えるために、これも何十回と繰り返し声に出してた。

あれから大人になった。

できなくてもいいことがたくさんあると分かって、
何やったって生きていけることが分かって、
「諦めが肝心」って言葉を使いやすくなった。
それもスタートラインさえまたがないで、
ヘタすると準備運動すらせずに、完走を諦めたりして。
諦めるっていうより、放棄。
 
新しいことを始めるのは悪いことじゃない。
頑なになることがいいとも思わない。
ただ、何かと理由つけて目をそらすのは違うと思う。
試合開始のゴングが鳴る前に、ギブアップする格闘家はいない。


自転車に乗る練習をするとき、
いくらがんばっても上手くなんないときがあったけど、
乗れるようになるまで一生懸命だった。

九九ができるようになるまで、
8の段でいくらつっかえても、
スラスラ言えるようになるまで大声で繰り返した。


なぜ自転車に乗れるようになったのか、
なぜ九九ができるようになったのか、
忘れないでいたいと思う。

ひょろひょろメガネの中学生が、
10年後に世界のトッププレイヤーになってたって、
全然不思議じゃない。

  • 2005.07.04 Monday
あまりにも記憶力がない自分をどうにかするために買った、
「記憶力を強くする」っていう科学的な本を、やっと読み終えた。
記憶の本を読み終わったくせに、
書いてある内容をしっかり記憶できてないけど。

そんな僕のしょぼい脳事情はスルーして、
記憶とか脳の仕組みを理解できるいい本だったのは確か。
小難しい話も出てくるけど、
読みやすいからか僕が理系だからか、すごく分かりやすい内容だった。

で、学んだことのひとつ。

仕事で雑学だとかいろんな知識を仕入れてる割に、
まったく頭に入ってないのがどうしてか、理由が分かった。

こんなことが書いてあった。

「新しい知識や技法を身につけるためには、
 覚えたその日に6時間以上眠ることが欠かせない」

仕事の締め切り前、あんま寝てないのがいけないらしい。
一夜漬けの知識が、あんま長く覚えてられないのと同じで。


6時間睡眠は、2000年にアメリカの精神医学者が発表した。
現代の脳科学によると、寝てるときに見てる夢は、
昼間にあったことを思いおこす行為らしい。
“脳の情報を整えて、記憶を強化するために必要なこと”なんだと。
記憶は夢を見ることで保存されるから、
しっかり寝ないと、何日かで知識は消えちゃうんだって。

もうちょっと深い話をしちゃうと、
夢を見るって言う人と見ないって言う人がいるけど、
実際には誰もが膨大な量の夢を見てるらしい。
覚えてるか覚えてないかの違いらしくて。
で、覚えてる夢もそれがすべてじゃなくて、ごくごく一部。
1%以下だろうって言ってる人もいるほど。
印象に残ってるものしか覚えてないだけなんだとか。
実際にはさっきも書いたように普通の出来事も夢で再生されてて、
そうすることで記憶は強化されてる。

そのためには、6時間睡眠。
よく言われてる3時間睡眠でも生きてけるんだろうけど、
何か覚えたかったら、6時間ぐらい睡眠をとらなきゃダメらしい。


で、6時間睡眠を決意。
でで、明日締め切りが2つ…。

記憶力を強くするには、まず計画的に仕事しなきゃなんないみたいで。

  • 2005.06.26 Sunday
真夏の暑い日に、ゴクゴク飲みたい飲み物といえば?

せーの!

「コーラ!」

まだまだビールじゃない、生涯若者宣言・イチカワです。
ちなみに2位は麦茶。


若者だから、働く日曜日。
会社に行ってたころは、絶対に働かなかった日曜日。
明日会議だから、仕事仕事仕事…って感じで。

で、こんなにも忙しくなってるのは、
仕事量もそうなんだけど、プレッシャーが大きいんだと思う。
走ってて心拍数が上がってるっていうより、
やんなきゃなんないプレッシャーで、心が圧迫されてる。
どんな仕事も、すべて自分の責任だから。

個人だから、何にも守られてない。
前からの仕事も、最近始めた仕事も、
しっかり結果を残すことで未来がある。
そこへ余美高の台本や代表としての仕事もあるから、
プレッシャーはとんでもなく膨らんで。

結果、走ってないときでも息上がっちゃってて。


ちょっとずつ物事に優先順位つけられるようになって、
ひとつずつやるべきことをこなせるようになってきたけど、
まだまだ生活を乱して、無茶することでどうになかってる状態。
良くないことは分かってるんだけど、
無茶することで落ち着いたりもして。
走ってるときの方が、実は呼吸を乱してなかったり。

次の1週間で、ちょっとは自分のペースを作らないと。


プレッシャーも不安も時間的拘束も、
それがプラスに作用するかマイナスに作用するかは、
楽しく思えるかどうかの違いだと思う。
地面を見てないで、目的地を見てるかどうかの違いだと思う。

そうは思っててもしんどい…ってのが本音だけど、
一個一個やり遂げたときにはコーラ以上の爽快感があるから、
また次をがんばりたいって思えるのかもしれない。

  • 2005.06.24 Friday
結果は悔しい。ものっすごく悔しい。
1次リーグ突破っていう目標は達成されなかった。
ドイツW杯の予選リーグでもありえる組み合わせの中で
突破できなかったのは、イコールW杯でも苦戦するってこと。
今の実力じゃまだ、日本は1次リーグ敗退なわけで。

そんなことを承知で書くけど…
おもしろかった!


サッカーっていう競技のおもしろさで満ちてる試合だった。
もしかしたら、これまでの代表の試合の中で、
一番おもしろい試合だったかもしんない。
そりゃW杯絡みの方が断然興奮するけれど、
そういうのじゃなくて、試合のワクワク感っていう部分で。
正直、W杯出場を決めた北朝鮮戦よりワクワクした。

中盤で何本もつながるダイレクトパス。
低い位置からの中田のロングパスや、左右への大きな展開。
もちろん日本が決めた2つのゴールも。
悔しいけど、日本が簡単にやられたブラジルの2つのゴールにも、
サッカーのおもしろさが詰まってた…ってブラジルは当たり前か。

たぶんこれは10年前なら、
外国の代表チーム同士の戦いに映ってたと思う。
日本にこんなサッカーができるなんて、想像できなかったと思う。

レイ・セフォー(K−1)の試合を見てる感じだった。
ノーガードってわけじゃないけど、倒すか倒されるかの打ち合い。
自分も相手もクリエイティブな部分が失われない戦いだから、
名勝負が生まれる。見てて楽しい試合になる。

ブラジルとはテクニックで圧倒的な差があって、
1対1やFWの決定力だって、かなりの開きがあると思う。
ブラジルの呼吸をしてるくらい自然なボールを回しにだって及ばない。
日本のディフェンス陣は、何度もズタズタにされてた。

だけど、日本は日本でおもしろいことやってた。

しかもこねくり回してるだけじゃなくて、ゴールに向かってた。


基本技術が上がってるのは確実。
10年前よりパススピードが上がってた。
10年前よりトラップがピタッと止まってた。
気持ちいいくらいに自然な流れでパスが回ってたのは、
そういったことがあるのかもしんない。

個人的には中田の貢献はもちろんだけど、
大黒がたまんなく気持ちいい働きをしてた。
シンプルにできてた。

中盤から大黒にパス、大黒は一旦ダイレクトで戻して前線に走り込む。
で、中盤からまた前線に走りこんだ大黒へ。
この動き、僕も大学のサッカーの授業(ヘタクソなんだけど…)で習った。
どっかのクラブチームの基本戦術だったような。
大黒が入るとリズムが生まれるのは、
そういうプレーができてるからだと思う。

そういう基本を試合で発揮できるようになったことが、
強くなった理由のひとつなんじゃないだろか。


ブラジルが勝てない相手じゃないことは分かった。
伊東輝悦のゴールも必要ないし、
川口の神懸かり的なスーパーセーブも必要ない。

どこに勝っても奇跡って呼べないんじゃないかって、気がしてる。

ちょっと前までは巧いだけだった日本に、
なんだか「強さ」や「逞しさ」が生まれてきてる。
アジアカップやW杯予選を通して、
内容が悪くても勝てるチームになってきた。
キリンカップみたいなポカもあるけど。

差はある。
でも勝てなくはない。


こんなおもしろいサッカーを見れるんなら、
体調を崩してても、無理して深夜起き続ける価値がある。

1年後のドイツワールドカップ、
やっぱり体調を崩してしんどくなってても、

「今日もまた試合?もう勘弁して」

とか言いつつちょっとニンマリ顔で、テレビ観戦してたいと思った。

  • 2005.06.14 Tuesday
会議へ向かう地下鉄で眠気に負けながら、
頭がガクってなったあとの1〜2分を狙って考えを巡らした。

周りから頭ひとつ抜けるために必要な“何か”ってなんだ?
新しく始まる会議でできることってあんのか?

これまでの僕に足りなかったものがあった。
見失ってたことがあった。

それは「自分らしさ」。


僕は自分を消すことで馴染んでくタイプだから、
新しい場で最初は、絶対に自分を出せない。
就職面接が一番の失敗で、
自分の考えを言ってるつもりが、自然と相手に合わせちゃってて、
何のアピールもできずに落とされまくった。
話しっぷりや表情、伝わる性格もきっと、
いつもの自分とは全然違ってた。

それに良く見られたいって思うときほど、
自分らしくいることは難しい。
普段以上の自分っていうのは実は存在してないのに、
それを演じようとするから、普段の自分らしさが消える。
演技力があるわけでもないのに演じるから、しくじる。
相手を否定したくないし、自分も否定されるのが怖いから、
無意識のうちにいつもより色のない自分になる。

それを反省して今回出る会議では、
どんな人たちがいて、どんな空気で、どんなこと思われようと、
自分のままでいけばいいって思った。
簡単なことに見えて、僕の中ではすごく難しい問題。

そうして会議に挑んだ。

他の発表してる人たちの棒読み口調に合わせずに、
大きな声で、テンポや抑揚を変えたりながら発表してた。
雑談のとき下向いてる人が多いからって僕も下向く必要はなくて、
その人に興味を持って話を聞いてた。
笑いたきゃ笑ってた。

今まで生きてきたそのままで、会議に参加した。


与えた印象がどんなかは分かんない。
何か反応があったわけでもない。

実力は足りない。経験だってないに等しい。
だからこそ、実力や経験じゃない“何か”も大切なんじゃないかって思う。
筋力がないうちに戦いたかったら、武器を持てばいい。
武器を買うお金がなかったら、拾った木を削って刀にすればいい。

蹴落とすって意味じゃなく、自分を強くする手段として、
そういうのは必要だと思う。


だからこれからも、自分らしくいきたいと思う。

別の“何か”も探しながら、戦いたいと思う。


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